平成17年 9月定例会 土木委員会 - 09月29日−01号
◆溝口副委員長 請願第2号が取り下げられまして、このことについて県当局のご意見を聞きたいと思っております。と申しますのは、6月議会で継続になりまして、私たち委員会といたしましても、現地調査ということで、現場を見てまいりました。その中にあって、佐賀県の方は県境のところまできれいに整備をされていたわけですけれども、長崎県の方が、道路が狭くて、私たちはバスで通ってきたわけですけれども、大型トラック等が通行すると、どうしても危険があるんじゃないかと、そういう感がいたしました。1万6,000人の署名を持った請願書が取り下げられたわけですけれども、県当局として、県道稗木場有田線の整備について、どのように考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。
◎中村道路建設課長 県道稗木場有田線についての県の考え方をというお尋ねでございます。交通安全を願う地域の皆様のお気持ちは十分承知しているところでございます。これまで委員会でもご答弁をいたしましたように、厳しい財政状況の中で、県では、波佐見町内において、都市計画や道路の事業を各所で実施をいたしております。また、波佐見町内の道路整備要望は、請願がありました村木地区のほか数カ所の要望がなされております。すべてを実施することも難しい状況にありますが、土木部としては、今回の請願については、当面、波佐見町、村木地区と県でよく調整をいたしまして、歩行者安全確保のため、応急的に対応ができることを実施いたしたいと思っております。また、生活道路などの事業箇所の決定には、地元町と優先順位、地元負担などをよく相談して進めるべきと思われるので、今後よく波佐見町と協議して、本格的な工事を目指してまいりたいと考えております。
◆溝口副委員長 どうもありがとうございます。とりあえずは、稗木場線については、部分的な拡幅ということで理解をしていっていいわけですね。
◎中村道路建設課長 応急的な対応を地域とお話をさせていただいて、例えば、側溝のふたがないところにふたをかけるとか、一時的に避難ができる退避所であるとか、そういうものを警察も入れてよく相談しながら、応急的な対応を考えていきたいと思っております。
◆溝口副委員長 わかりました。
波佐見町としても順序的に道路の整備があると思うんですけれども、将来的には、稗木場有田線拡幅工事を最終的にはするということで理解をしておっていいわけですか。
◎中村道路建設課長 確かに本格的な工事を目指したいと思っております。ただ、交通安全の観点から歩道が必要なのか、道路を2車線に拡幅することが必要なのか、そこは検証しながら、また地元町と話しながら、本格的な工事を目指してまいりたいと思っております。