平成21年 11月定例会 予算特別委員会 - 12月15日−02号 - P.8
◆溝口農水経済分科会長 農水経済分科会の審査結果について、ご報告いたします。
本分科会で審査いたしました案件は、第137号議案「平成21年度長崎県一般会計補正予算(第5号)」のうち関係部分ほか3件であります。
慎重に審査いたしました結果、議案につきましては、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以下、本分科会で論議のありました主な事項について、ご報告申し上げます。
まず、神ノ島地区用地購入の経費について、今回、神ノ島地区が決定されたのは、どのような点が評価されたのか。また、今後、どういう形で立地は進められていくのかとの質問に対し、今回ANAが示したコールセンター設置のコンセプトは郊外型で車通勤が可能なところというものであった。他県の推薦した箇所が都市型であったのに対し、神ノ島地区は郊外型で広い土地と駐車場が確保できることや、中心部から近い点が評価された。また、神ノ島工業団地の手前にある用地をオフィス系企業のためのゾーンとして立地しやすい環境整備を進めることなど、長崎市の協力を得ながらANAに提案した結果でもある。今後は、来年の5月に自社ビルの建設に着工され、平成23年春に操業開始となるとの答弁がありました。
それに関連し、県との土地賃貸契約の内容はどのようになるのか。また、契約の期間は何年かとの質問に対し、長崎市が行う固定資産鑑定評価額を基に算定するが、年間約1,000万円の見込みである。また、契約期間は50年であるとの答弁がありました。
次に、水産部及び農林部の繰越について、事業実施にあたり計画の熟度が不足しているため、繰越が恒常化しているのではないかとの質問に対し、水産部からは、基本計画で大まかな場所は決定しているが、実施年度に測量・環境調査を行い、その結果に基づく魚礁配置計画等を地元に示し、協議・決定している。今年度から翌年度の事業実施に向け、可能なものについては地元調整、測量調査の前倒しに取り組んでいるとの答弁がありました。
また農林部からは、各事業とも事前に地元の同意を得て進めているが、途中で地権者の相続問題が発生し、事業参加に難色を示されるようになったものがある。また、国の補正予算創設で、追加事業が発生したものがある。今後も地元との調整を十分行っていきたいとの答弁がありました。
以上のほか、一、県土地開発公社の土地造成にかかる資金の償還についてなど、農水経済関係補正予算に関し熱心な論議が交わされましたが、その詳細については、この際、省略させていただきます。
以上で、農水経済分科会の報告といたします。
委員各位のご賛同をいただきますよう、お願いいたします。
○八江委員長 ありがとうございました。
以上で、各分科会長の報告が全べて終了いたしました。
お諮りいたします。
各議案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕