平成23年 1月臨時会 環境生活委員会 - 01月12日−01号
溝口芙美雄の発言にジャンプする。
新幹線事業費について。
平成23年 1月臨時会 環境生活委員会
1、開催年月日時刻及び場所
平成23年1月12日
自 午後4時33分
至 午後5時9分
於 本館5−A会議室
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2、出席委員の氏名
分科会長 陣内八郎君
副会長 溝口芙美雄君
委員 松田正民君
〃 八江利春君
〃 三好徳明君
〃 高比良末男君
〃 瀬川光之君
〃 金子三智郎君
〃 山口初實君
〃 西川克己君
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3、欠席委員の氏名
委員 野口健司君
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4、委員外出席議員の氏名
なし
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5、県側出席者の氏名
土木部長 桑原徹郎君
土木部次長 鶴田孝廣君
土木部次長 田中修一君
土木部参事監 加藤 永君
監理課長 木村伸次郎君
建設企画課長 宮崎東一君
新幹線事業対策室長 清水正明君
都市計画課長 西村博史君
道路建設課長 大我龍樹君
道路維持課長 田崎敏昭君
港湾課長 田村孝義君
河川課長(参事監) 西田正道君
砂防課長 松永 守君
建築課長 安武 清君
住宅課長 大場光洋君
用地課長 大場 明君
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6、審査事件の件名
◯予算特別委員会(環境生活分科会)
第1号議案
平成22年度長崎県一般会計補正予算(第9号)(関係分)
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7、審査の経過次のとおり
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−午後4時33分 開会−
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○陣内分科会長 ただいまから予算特別委員会環境生活分科会を開会いたします。
なお、野口委員から欠席する旨の届が出ておりますので、ご了承をお願いいたします。
これより、議事に入ります。
まず、会議録署名委員を慣例によりまして、私から指名させていただきます。
会議録署名委員は、瀬川委員、山口(初)委員のご両人にお願いいたします。
今回の審査についてですが、予算議案につきましては、予算特別委員会に付託されました予算議案の関係部分を環境生活分科会において審査することになっておりますので、本分科会として審査いたします案件は、第1号議案「平成22年度長崎県一般会計補正予算(第9号)」のうち関係部分であります。
ここで審査の方法の確認のため、しばらく休憩いたします。
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−午後4時34分 休憩−
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−午後4時34分 再開−
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○陣内分科会長 それでは、分科会を再開いたします。
臨時会につきましては、地方自治法第102条第3項・第4項及び第5項に規定されており、原則としてあらかじめ告示された付議事件に限り招集することとされております。
よって、分科会の質疑についても、付託を受けた議案の関係部分についてのみ行うこととしたいと思いますので、委員各位のご了承をお願いいたします。
次に、本日の分科会における理事者の出席範囲についてですが、付託議案に直接関係するものに限定することとし、お手元に配付しております配席表のとおり決定したいと存じますので、ご了承をお願いいたします。
次に、審査の方法についてお諮りいたします。
審査は、分科会審査のみとし、部長の予算説明に続き、予算議案に対する質疑を行うこととしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○陣内分科会長 ご異議がないようですので、そのように進めることにいたします。
次に、審査の順序についてお諮りいたします。
審査は、土木部の審査を行い、その後、県民生活部及び環境部の2部について一括して審査を行いたいと存じますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○陣内分科会長 ご異議がないようですので、そのように進めることといたします。
これより、土木部関係の審査を行います。
予算議案を議題といたします。
土木部長より、予算議案説明をお願いいたします。
◎桑原土木部長 土木部関係の議案についてご説明いたします。
今回、ご審議をお願いいたしておりますのは、第1号議案「平成22年度長崎県一般会計補正予算(第9号)」のうち関係部分であります。
今回の補正予算は、「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」を実施するために、昨年11月26日に成立した国の補正予算に適切に対処するため、必要な予算を追加しようとするものであります。
まず、歳入予算では、分担金及び負担金4,785万5,000円の増、国庫支出金16億3,456万円の増、合計16億8,241万5,000円の増となっております。
また、歳出予算では、企画費3,000万円の増、土木管理費5,000万円の増、道路橋りょう費23億8,409万7,000円の増、河川海岸費5億9,101万8,000円の増、港湾空港費5億6,063万7,000円の増、都市計画費1億6,674万円の増、合計37億8,249万2,000円の増となっております。
これにより、土木部関係の一般会計歳出予算総額は、947億2,880万2,000円となります。
次に、歳出予算の主な内容についてご説明いたします。
(重要幹線街路費)
経済対策に伴い、単独事業1億3,674万円の増。
(道路新設改良費)
経済対策に伴い、公共事業8億8,060万円の増。
(特殊改良一種費)
経済対策に伴い、公共事業1億3,220万円の増。
(国直轄道路事業負担金)
経済対策に伴い、公共事業5億1,139万7,000円の増。
(交通安全施設費)
経済対策に伴い、1億2,200万円の増。
(舗装補修費)
経済対策に伴い、公共事業1億520万円の増、単独事業2億1,020万円の増。
(橋りょう補修費)
経済対策に伴い、公共事業1億6,020万円の増、単独事業1億4,010万円の増。
(港湾改修費)
経済対策に伴い、公共事業4億1,458万7,000円の増。
(総合流域防災費)
経済対策に伴い、公共事業2億4,600万円の増。(海岸高潮対策費)
経済対策に伴い、公共事業1億円の増などを計上いたしております。
これらについては、今回、地域の活性化の実現のために創設された「きめ細かな交付金」の活用による新規事業化や既存事業の拡充も含め、今回の国の補正予算を有効かつ積極的に活用しようとするものであります。
次に、繰越明許費についてご説明いたします。
今回の補正予算について、年度内に適正な工期を確保できないことから、今回新たに、土木管理費5,000万円について、繰越明許費を設定するとともに、道路橋りょう費16億4,750万円、河川海岸費4億3,150万円、港湾空港費4億6,588万7,000円、都市計画費1億1,956万円、合計26億6,444万7,000円を増額しようとするものであります。
以上をもちまして、土木部関係の議案の説明を終わります。
何とぞ、よろしくご審議のほどお願いいたします。
○陣内分科会長 以上で説明が終わりましたので、これより予算議案に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
◆高比良[末]委員 まず、今回の補正は、全体で37億8,249万2,000円ですか。ところが、臨時会の第1号議案の全体を見ると37億5,249万2,000円、数字が違うんですが、これはどこが違うんですか。
部長説明では37億8,249万2,000円ですね。これを見ると補正額は37億5,249万2,000円と、数字が違うのは何ですか。わかりますか。
○陣内分科会長 休憩します。
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−午後4時42分 休憩−
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−午後4時43分 再開−
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○陣内分科会長 委員会を再開いたします。
◎木村監理課長 今、委員ご指摘の件でございます。
まず、土木部長の説明の中で、歳出予算の合計額が37億8,249万2,000円となっております。
一方、平成22年度補正予算に関する説明書第1号議案分という形でお出ししているものの3ページ、歳出予算の款別で申しますと、土木費は補正額が37億5,249万2,000円となっております。ここの違いが3,000万円ございますが、今回の補正予算の土木部関係の款別で申しますと、総務費の中に新幹線関係、総務費の企画費でございますが、ここに3,000万円分別途入っております。ですから款別で申しますと、土木費と総務費の3,000万円を足したものが、土木部長が説明した補正予算の額になります。
以上でございます。
◆高比良[末]委員 わかりました。
次に、繰越明許費です。道路橋梁や河川、港湾はわかるんですが、土木管理費の5,000万円は何が入っているんですか、よく読み取れないんですが。
◎安武建築課長 これは建築指導費ということで、今回上げさせていただいておりますけれども、庁舎関係の外壁の全面打診調査の分を繰り越しで上げております。
◆高比良[末]委員 繰越明許費の増額が26億6,444万7,000円ですね。これは急にきたから、なかなか発注できないから新年度にというのはわかりますが、これは緊急経済対策ですので、本会議でもいろいろ質問があっておりましたが、貯金しておかないで、早急に使わないと経済は活性化しませんので、最短でいつごろこれは発注できるようになるんですか。
◎宮崎建設企画課長 繰り越しの全体が約27億円になっておりますけれども、今回の補正が、先ほど説明があったように37億円であります。基本的には3月までに発注を行いまして、前払金を出した残りが繰り越しということで考えてもらえばいいと思います。
ただし、一部は用地の関係とかがありまして出せないものもありますけれども、県としましては、3月までに可能な限り発注したいと考えております。
以上です。
◆高比良[末]委員 次に、具体的な予算でお聞きします。例えば臨時県道整備費ということで県道の舗装補修による安全性の確保8箇所、これは今回の補正で新たに8箇所をやるということですか。これまでの補正で約16億円ぐらいあったんですか。当初から補修費はありましたよね。これは、今回、県道舗装を新たに8箇所実施するという意味でいいですか。
◎田崎道路維持課長 今回、8箇所を補正で計上しておりまして、新たな箇所を実施するということでございます。
◆高比良[末]委員 わかりました。
舗装の基準というのがあるんですか。パトロールして、目視で傷みのひどいところはやるのか。また、年間に補修箇所というのはどれくらいあるんですか。
改めて聞きたいんですが、道路の補修をする場合、予算等の関係もありますが、どういう状態になれば補修をするという基準がありますか。
あわせて橋梁等も補修があっておりますが、どういう状態になれば、そういう手を加えるのか。金があればする、しないというのもあろうかと思いますが、今回、経済対策で金が入ってきたから、通常はここはまだ寿命的にいいんだけれども、やっておこうかという観点でされるのか、その辺はどうなんでしょうか。
◎田崎道路維持課長 舗装につきましては、舗装の路面のクラック、それから横方向の段差、縦方向の段差を総合的に判断しますMCIという数値がございます。この数値を用いて、交通量の多いところや山間部等でMCIが4とか5とか、そういう基準を決めておりまして、その基準になったら実施することとしております。
年間計画をつくっておりまして、1〜2年のずれはございますが、実際現地を見て、そういうものを確認しまして、予算とも相談しながら、基本的にその計画にのっとってやっております。
それと橋梁につきましても、平成19年度末、20年3月に全部の橋梁につきまして補修計画をつくっております。いつ塗装をした方が全体的に安いかというのを決めておりまして、それにのっとって予算化することとしております。
例えば補正があった場合、本来は平成23年度に計画しておりますものを22年度の補正で前倒ししてやろうということもございますので、1〜2年のずれはございますが、基本的には計画にのっとった形で実施しております。
◆高比良[末]委員 橋梁については、全体をチェックして年次計画でやられているし、道路は一定の基準があるということですね。
次に、出島地区の岸壁のボードウォーク補修及び松が枝ターミナルビル改装等の実施とあります。まず、出島地区のボードウォークの補修とはどんな補修ですか。今回、これは追加でされたものなのか。
それと松が枝ターミナルというのは、まだ新しいのに、もう改修をしないといけないような状況になっているのかなという気がしますが、それについてお伺いします。
◎田村港湾課長 出島地区の岸壁のボードウォークの補修ですが、水辺の森公園の岸壁にタグボートがとまっている部分があります。そこの岸壁のすぐ背後を木製のボードウォークでずっと施工しておりますが、そこの部分の埋め立てが若干沈下しておりまして、それにつられてボードウォーク自体が少し沈下して、たわんでいる状況でございます。隣のボードウォークと段差がある部分もございますので、多くの人が利用されるということで、つまずいて倒れることも懸念されるということで、今回、このきめ細かな交付金の中でそれらの補修を行いたいと思っております。
基本的には、ボードウォークを外しまして、基礎のコンクリートを沈んだ分だけ打ち足しまして、ボードウォークをもとの高さにそろえて、補修をかけていくという工事でございます。
もう一点の松が枝ターミナルについては、今まで数多くの観光船に利用していただきましたけれども、入国審査システムが、今はポータブルという機械を持ってきて一つずつ審査した後に、まとめて、サーバーというのがあるところにつなげて、それから審査をしていきますが、非常に時間もかかっているという状況でございます。ここを改良するために、オンライン化という常時接続するタイプで時間の短縮ができないかということで、これについても実施していきたいと思っております。
以上でございます。
○陣内分科会長 ほかに質疑はございませんか。
◆瀬川委員 1つだけ教えてください。
先ほど高比良(末)委員が質問された第1号議案の説明書の中の21ページになるんですけれども、5,000万円の建築指導費、これは財源内訳を見ますと国の国庫支出金ということになっていて、ほかに一般財源等々その他もないし、この予算の性格的なものを教えていただきたいんです。
◎安武建築課長 これについては、きめ細かな交付金の分で、全額国庫補助ということになっておりますので、一般財源はありません。
以上でございます。
◆瀬川委員 これは県の方から積算して国に上げられたのか、それともつかみで国からきたものを割り振って入れられたのか、どういう性格のものですか。
◎安武建築課長 この外壁の全面打診につきましては、教育庁関係の外壁打診と、土木部の建築課で計上しております外壁打診が合わせて3億円あります。それについては各所管課の方から財政課の方に要望いたしまして、その金額が土木部関係でいえば5,000万円ということになっております。
その5,000万円につきましては、建築課の方が建築基準法の所管課ということで、建築課で計上しているということです。各所管課に上げた場合には、かなり多岐にわたりますので、建築課で予算計上するというやり方でございます。概算ではじいた形で5,000万円になっております。
◎木村監理課長 補足して説明させていただきます。
この建築指導費の補正を5,000万円いたしておりますが、確かに財源は、5,000万円全額が国庫支出金となっております。これは通常であれば単独費で計上すべきものでありますが、今回、きめ細かな交付金というのが創設されております。これは地方単独事業の財源にも充てることができますので、今回、全額をそのきめ細かな交付金を充当しているということで、国から特定の目的のために国庫支出金が充てられたというわけではないということでございます。
○陣内分科会長 瀬川委員、よろしいですか。
◆瀬川委員 教育関係の部分を見ておりましたら、確かに教育費の方にもありました。
ただ、この5,000万円は、土木部の予算ですから、教育費のことは聞かれないんですが、概算はじいた金額が5,000万円ということですが、これで庁舎全体の予算としては足りると理解していいですか。
◎安武建築課長 平成20年4月1日から建築基準法が改正されまして、それに伴って全面外壁打診を、県の施設についてもやりなさいというふうになっております。
この5,000万円というのは、基本的には概算ですので、外壁がタイル張りとか、モルタル塗りとか、そういう仕上げのものについて一応計上はしているんですけれども、建築課としてそれをすべて把握しているわけではないので、あくまで概算ということで上げております。
○陣内分科会長 ほかに質問はありませんか。
◆八江委員 もういろいろ聞きたくはないんですけれども、聞きたくなりました。(笑声)
37億円余の経済対策予算で、ここに項目は書いてありますよね、何億円と。ところが、一番肝心な我々が聞きたいのは、「自分のところのものがどこか」と言われた時、全くこれではわからないから、37億円の全部について明細を書けと言わんけれども、主な橋梁なんかについては一覧表を配った方が一番早いと思うから、それだけは私から資料を要望したいんですけれども、いかがですか。(「公共事業はある」と呼ぶ者あり)いや、一覧表には全部載っていないだろう。(「全部は載っていないけれども」と呼ぶ者あり)それは確かめていないからわからんですけれども、箇所がわからない分は箇所がわからないで結構なんですけれども、主なところだけは出していただいた方がいいかなと思ってですね。私は確認していないんですけれども、それでよければいいですけれども、いかがでしょうか。(「主なもの」と呼ぶ者あり)
これは見たんですけれども、これじゃなくて、もうちょっと配分するのがあると思いますから、今日じゃなくて、後でいいです。明日でも結構です。配付していただければということで要望しておきます。それ以外は質問ありません。
○陣内分科会長 ほかにありませんか。
◆高比良[末]委員 もう一回確認をさせてください。
今回、繰越明許費が26億6,000万円出ておりますが、これに載っていないのは3月までに発注すると言いましたか。
ということは、新年度になって執行できるのはいつごろになるんですか。緊急にきた経済対策の予算を26億円使いきらんわけですね。これはどれくらいで執行できるんですか、そこをもう一回確認させてください。
◎宮崎建設企画課長 先ほど若干説明しましたけれども、今回、補正が約37億円ついています。基本的には3月までに順次発注していこうと考えております。発注した分の、いわば契約金額の4割を前払金としてまず支払います。6割というのは、最終的に完成した時に契約した会社に支払うということになります。その6割が約27億円に相当すると考えてもらえばいいと思います。
したがいまして、約27億円を未契約のまま23年度にもっていこうという考えではありません。3月までに基本的には契約して、前払金を払って、残りは繰越をお願いしたいというのが今回の議案です。(「了解」と呼ぶ者あり)
◆山口[初]委員 1つだけ聞きます。
今回の予算は、補正の関係で国の直轄事業負担金がそれぞれの項目についていますね。これがどういう形になっているのか。その数値を対比してみますと、一定のルールにはなっていないようですから、それぞれの考え方があってこういう数値が出ているんだとは思うんですが、現状の国直轄事業負担金の考え方と、今回予算化されている中身について概略教えてください。
◎田中土木部次長 今回は、直轄事業負担金として6億9,166万5,000円を計上させていただいております。それぞれ道路事業、港湾事業、河川事業、砂防事業がございます。
全体事業費で申し上げますと、約30億円弱ということになっております。道路事業で約23億6,700万円、港湾事業で約1億5,000万円、河川事業で約1億8,600万円、砂防事業で約2億8,900万円ということになっておりまして、道路事業で申し上げますと、西九州自動車道路の針尾バイパス、島原中央道路などの直轄事業の事業促進と聞いております。港湾事業については、長崎港の港湾整備の小ヶ倉柳地区の事業促進、河川事業につきましては、本明川の河川整備の促進、砂防事業については、水無川の砂防事業の促進と聞いております。
以上でございます。
◆山口[初]委員 それは見ればわかるわけですからいいんです。要はどういう考え方で、どういうルールでやられているかというところを教えてください。一定のルールがあるのかどうか。
◎桑原土木部長 国の補正の考え方なんですけれども、やはりこの経済対策の趣旨にのっとって、すぐに執行できるところを基本的に計上するということで国の方で議論がなされた結果でございます。ですからここに上げておりますのは、もうほとんど用地は買えていて、工事がすぐに発注できるような箇所を計上していった累計としてこの額が出てきているという理解をしていただければよろしいかと思います。
◆山口[初]委員 ということは、ある一定量の仕事をした、ある一定部分を県が負担する形になっているわけですね。
というのは、それぞれの事業で何%だとかというものではなくて、何かよくわからないが、そういう制度になっているということですか。そこのところだけで結構です。
◎桑原土木部長 仕組みとしては、それぞれの事務所がそれぞれ執行しておりますので、例えば、うちはこれだけの執行が可能だということを整備局に言い、整備局が本省に言うわけでございます。その後、ではどうやってこの箇所づけがなされるかというと、地域バランスを考えながら、全体として、この地域にはこのぐらいの額ということが最終的には査定として出てきます。基本的には査定率が何%ぐらいというのはあるわけですが、そこには多少のでこぼこがあって、それぞれの地域の経済状況等も勘案しながら箇所づけがなされていると、そういう仕組みになっております。
◆山口[初]委員 ということは、どうしてもこの事業をやりたいという時には、長崎県としての負担金をもう少しやるから、ぜひ優先してやってくれというようなものに使おうとしたら使えるんですか。それはどうなんですか。
◎桑原土木部長 要望の仕方としては、「計上してくれれば、事業の促進を図ってもらいたいので負担金は幾らでも負担します」というふうに我々はいつも申し上げております、それは西九州自動車道にしろ、治水事業にしろですね。県によっては、「負担金をなかなか措置できないから、もうあまり事業をしないでくれ」と言う県もございますが、長崎県は、この直轄事業について、我々土木部から国に、「もう幾らでもいいから計上してくれと、最大限計上していただいて結構」ということを申し上げている中で、今回、予算配分がなされたものでございます。
ですから委員おっしゃるように、「もうこれぐらいやってくれ」と我々が言うことは可能でございます。後は全体を見て、そこまで予算が回るかどうかということで、これは国の方で判断するということでございます。
◆溝口副会長 新幹線事業費ですが、今度、地方債の方で3,000万円組んでいるんですけれども、この3,000万円を主にどのような事業として使っていこうとしているんですか。
◎清水新幹線事業対策室長 今回、国では西九州ルートに全体で1億8,000万円の補正がなされました。本県の事業費は9,000万円で、そのうち県の負担金が3,000万円でございます。
これにつきましては、全体の事業費に追加補正をするという形で、今、鉄道・運輸機構から聞いている限りでは、大村と諫早にかかる鈴田トンネルの事業促進のためにこれを組み込むということを聞いております。
以上でございます。
◆溝口副会長 負担金だけですね。わかりました。
もう一つ、河川関係のところで総合流域防災費ですが、今はいろいろな木が川の中にいっぱい生えて流域環境が悪くなっているので何とかしてほしいという陳情がものすごくあるんです。そういうものにもこれが充てられるような形になっているんですか。
◎西田河川課長 総合流域防災費というのは、補助のメニューになっておりまして、基本的に河川の伐開等は単独で対応せざるを得ないと考えています。
補助事業区間であれば、それなりの対応ができるんですけれども、1度整備したところについては通常の単独事業で手当てするように考えております。
そういった維持管理費につきましては、通常は年間9,000万円ぐらいの自前の単独費を持っているんですけれども、雇用対策のお金とかを入れまして、今年度は1億8,000万円、約2倍の予算を確保して、そういった対応をしているところでございます。
以上でございます。
○陣内分科会長 ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○陣内分科会長 ほかに質疑がないようですので、これをもって質疑を終了いたします。
次に、討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○陣内分科会長 討論がないようですので、これをもって討論を終了いたします。
予算議案に対する質疑・討論が終了しましたので、採決いたします。
第1号議案のうち関係部分は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○陣内分科会長 ご異議なしと認めます。
よって、予算議案は原案のとおり可決すべきものと決定されました。
これをもって土木部関係の審査を終了いたします。
しばらく休憩いたします。
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−午後5時8分 休憩−
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−午後5時8分 再開−
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○陣内分科会長 再開いたします。
本日の審査はこれにとどめ、明日は午前10時より県民生活部及び環境部関係の審査を行います。
本日は、これをもって散会いたします。
ご苦労さまでした。
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−午後5時9分 散会−
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