平成25年  6月定例月議会 農水経済委員会 - 07月05日−07号

平成25年  6月定例月議会 農水経済委員会

1、開催年月日時刻及び場所
  平成25年7月5日
       自  午前10時0分
       至  午前10時57分
       於  議会会議室
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2、出席委員の氏名
    委員長(分科会長)  西川克己君
    副委員長(副会長)  山田博司君
    委員        野本三雄君
     〃        織田 長君
     〃        溝口芙美雄君
     〃        徳永達也君
     〃        山口初實君
     〃        友田吉泰君
     〃        深堀 浩君
     〃        中島浩介君
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3、欠席委員の氏名
     なし
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4、委員外出席議員の氏名
     なし
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5、審査の経過次のとおり
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     −午前10時0分 開議−
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○西川委員長 おはようございます。
 委員会を再開します。
 まず、7月2日の委員会で提案がありました「燃油価格高騰対策に関する意見書」について協議いたします。
 改めてお手元に配付いたしておりますが、自由民主党案と連立会派案の2案が提出されたことから、各会派にて協議いただくこととさせていただきました。
 それでは、協議結果について、各会派よりご報告いただきたいと思います。
 まず、自由民主党からお願いします。
◆徳永委員 先日出ました意見書案の中身ですけれども、連立会派から訂正ということで出ました内容を精査いたしまして、中小企業を入れることは産業労働部の所管でありますから、それは了としたいと思います。
 ただ、この3番については、内容は正しいと思うんですけれども、ここに個別に入れるのではなくて、総括して3の「省エネルギーの取組に対する支援の充実・強化を図ること」でまとめていただければと思いますので、よろしくお願いします。
○西川委員長 それでは、連立会派からお願いします。
◆山口委員 連立会派案としていますけれども、私はこれにこだわる必要はないんじゃないかと思うんです。この委員会としてどうまとめるかですから、基本的に自由民主党の案が先に出た形でございますので、それを私どもとしましては、いわゆる補強をする形での案でありますから、連立会派案とか、自民党案とかせずに、農水経済委員会の案としてまとめていただければ、もうそれで十分だと思っておりますので、よろしくお願いいたします。補強した形でありますから、特に原則を崩しているわけでも何でもありませんので。
○西川委員長 それでは、公明党からお願いします。
◆織田委員 両案を整理していただいて、協議していただければ結構です。
○西川委員長 ただいま、各会派よりご報告いただきましたが、ほかの委員より、ご質問、ご意見はありませんか。
◆溝口委員 先ほど徳永委員が言いましたように、3番はそのままの形で、県の方もこの省エネルギーの取組に対する支援の充実と強化ということで一本にまとめて陳情をしています。だから、それに合わせて、3番はこの自民党案でいいんじゃないかと思っております。
 そして、先ほど言いましたように、補強する形で上の文章の中に、中小企業の経営は深刻な影響を受けているということで、それで成り立っていくんじゃないかと私は思っていますので、その辺についてはご配慮のほどを、委員長、副委員長に任せますが、よろしくお願いしたいと思います。
◆山口委員 事を荒立ててすみません。具体的な記述の2も、平成16年4月以前の価格が基準となるまで具体的な引き下げを要求したいと思いますので、触れられていませんが、ここは変更していますから、よろしくお願いします。それはオーケーでしょう。
◆徳永委員 確かに、今、山口委員が言われたことは、私たちもそういう理解をしていたんです。ただ、余りにも乖離が、平成16年の4月というのが、今の価格から考えた時に乖離が大きいということで、なかなかなじみにくいと。たしか平成16年の時は45円ぐらいでした。ここまで要望した時に、果たしてそれが現実的にどうなのかというその辺がちょっとあったものですから、その辺はまた皆さんで議論をしていただいて、妥当性がどのあたりなのかというところがあったものですからね。
◆山口委員 特にこだわるものではないんですが、長崎県としても施策要望の中にこの平成16年4月は盛り込んでいるものですから、これをきちっと言うてやらないと、相手方に対してもいかんのじゃないかということで明確にしただけですから、これは県が国に申し入れた中に入っている文章です。そういうことです。
◆溝口委員 そこは理解しているんですけれども、私たち漁業者としても、そこまでは恐らく難しいんじゃないかと思って、今の補填の基準があるでしょう、62円。62円のところまで3分1で補填してもらえば、大体60円から上がるのがイカ釣り等もきついと言っているんですよね。だから、それでいいんじゃないかと私はこの基準補填でいいんじゃないかなという気がしたんですけどね。
◆山田[博]副委員長 少なくとも今回の政府施策要望におきましては、漁業経営セーフティネットというのは、原油高騰が始まる平成16年4月以前の価格が基準となる程度まで引き下げることとなっているわけですね。これはやっぱり、溝口委員が今の状態でいいんじゃないかというのは、そうすると県議会もこの政府施策要望というのをきちんと承諾して国に要望しているわけです。そうすると整合性がなくなるので、溝口委員は思いのたけをそこで述べたんですけれども、県議会でも政府施策要望等を精査してやっているわけだから、少なくともこの意見書というのはある程度整合性等をきちんと持ってやらないと。出したわ、後からこれは違うんだよ、これでいいんだよとか言うと、私たちも、国からすると「あれは何だ」と、「ああ言ったけれども、あれはいいんですね」と。今度は陳情書を持って行った中村知事や議長たちが面目丸つぶれになってしまうわけですね。だから、ここはきちんと言っておかないといかんというのが一つです。
 それと、3番の件は、簡単に言うと省エネルギーの取組に対する支援の充実・強化を図るということであるけれども、これも政府施策要望でも詳しく書いているので、そこは盛り込んでやった方がわかりやすいんじゃないかと思って言っているわけですね。だから、山口委員が言われたように、そこは最終的に合わせてもらいたいということであったのでね。
 私が一番心配している問題は、意見書の表題です。自由民主党の案においては「農林水産業における燃油価格高騰対策の強化を求める意見書」、連立会派の案は「燃油価格高騰対策の強化を求める意見書」とあるんですが、この表題をどうするかということです。山口委員が言われるように、これはどこの党が出したとか、連立会派が出したではなくて、ここは農水経済委員会だから、これには産業労働部も入っているので、先ほど徳永委員から見識の高い話があったように、そこは産業の方も入れないといけないから、この表題は「燃油価格高騰」としないといけないのではないかと思います。これは自民党がこういったタイムリーなことをされて、お互いに切磋琢磨して、いい意見書ができるんじゃないかと思いますので、そういったことでご理解をいただければと思います。
◆徳永委員 今、山田(博)副委員長がおっしゃるように、当初は我々も中小企業を入れてなかったものだから農林水産業としておりましたが、当然中小企業を入れるとなれば、ここは当然そういうタイトルになると、それは我々も理解をしておりますので、そこは正副委員長にお任せいたします。
◆友田委員 3番ですけれども、結果的に3つの事項を要望しております。1番については農業、水産業にかかわるA重油です。2については全て水産業についてのものです。3番については、確かに「省エネルギーの取組に対する支援の充実・強化を図ること」ということで、全体を包括した形になると思うんですが、この中で、例えば3番で「施設園芸のヒートポンプ導入を推進する省エネルギー化促進事業の次年度以降の継続実施」と具体的に書いています。これは農業です。「漁船等の省エネルギー化を進めるためのに新たな事業の創設」、これはもう水産業で具体的に書いています。水産業については新たな事業を創出してほしいということです。最後に、経済については「中小企業が省エネルギー設備機器等を導入する際の補助率の引き上げをお願いします」。そのほかに、全体を通して省エネルギーの取組に対する支援の充実・強化を図ってほしいということですね。具体的に書いた方が、農水経済委員会としては県内の農業にも、水産業にも、中小企業の経済にも全て目を配った上で国に意見書を出すということが明らかになると私は思います。そういった意味では、3番は全体を包括したような形ではなくて、具体的に県民にこういったことを求めているということを反映する形での意見書の方が、より長崎県議会の農水経済委員会としてはふさわしいのではないか、このように考えますので、正副委員長でぜひご検討いただきたいと思います。
◆徳永委員 それはわかるんですよ。ただ、逆に我々は、広くそういうものを個別に出していけば限定的になってしまうものだから、いろんなものがあると思うから、ここに幅を持たせるために、こういうふうな書き方をしたということです。今、友田委員が言われることも、それは当然入っているということは理解しているんですよ。
 ただ、逆に言えば、さっき言われた1番、2番が農林業、水産業であれば、この3番はさっき言った中小企業がありますから、産業の方を当然こっちに入れた方がいいんじゃないかという議論も出てきますし、その辺は正副委員長で出た意見をまとめてやってくださいませんか。それていいと思いますよ。
◆山田[博]副委員長 これは徳永委員が言われるのは大変難しいところもあるわけです。というのは、今、友田委員からも指摘があったように、1番は農業、2番が漁業、じゃあ産業はどうなるのかと、中小企業はとか、そこに具体的にある程度書いてもらわないと。さすがいいことを言うなと思っていましたが、徳永委員が中小企業の省エネルギーとか、こういうところも「等」が入っているから、こういうふうに具体的に書いておいた方が、そこだけでもしておいた方が、例えば中小企業からすると、なんだ長崎県の農水経済委員会は農業、漁業にしか目がいっていないんだなと、我々のことは具体的な文言は入っていないじゃないかと、なんだというふうになってしまうから、ある程度具体的に入れておいた方が、県民に対しても、政府に対しても、私たちはこれだけ思っているんだと、実際に政府施策要望にそういったことも入っているから、それを踏まえながらやって、ある程度具体的にしておいた方がいいと思います。例えば、意見書に農業者、漁業者は具体的に書いているからいいけれども、中小企業の人たちはなんだという印象もあるから、そこは徳永委員が言われたように正副委員長でここは話をまとめていきたいと思います。
◆徳永委員 副委員長、それでいいですから。私たちは、当初、農業と水産業で出しているものだから、そこのご理解をお願いしたいと思っております。今、中小企業も、やはり産業労働部があるということで、これは当然入れるべきだというご判断ですから、あとはもう正副委員長でそのようなまとめをお願いしたいと思っております。
○西川委員長 ほかにご意見はありませんか。
◆山口委員 意見がそれぞれ出たところですが、要はまとめ方の世界は、農水経済委員会として、形としてしっかり補強を含めてまとめていただくということで合意できれば、それでいいんじゃないかと思いますので。文言については、それぞれ意見が出たとおりですから、よろしくお願いします。
○西川委員長 ほかにありませんね。
 ここでしばらく休憩します。
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     −午前10時13分 休憩−
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     −午前10時23分 再開−
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○西川委員長 再開いたします。
 今、ご協議いただきましたように、両方のいいところをとってすばらしい意見書ができ上がりましたので、あと正副委員長で確認して作成しますので、よろしくお願いします。
 ほかにご意見はありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○西川委員長 ほかに意見がないようですので、意見書提出についての採決を行います。
 それでは、「燃油価格高騰対策に関する意見書」として、燃油価格高騰対策の強化を求める意見書(案)に修正を加えた意見書で提出することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」「正副委員長一任」と呼ぶ者あり〕
○西川委員長 ありがとうございます。
 よって、「燃油価格高騰対策の強化を求める意見書(案)」については提出することに決定されました。
 なお、文案の調整等については、正副委員長にご一任願います。
 それでは、ここで休憩し、協議会に切り替えます。
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     −午前10時25分 休憩−
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     −午前10時48分 再開−
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○西川委員長 委員会を再開いたします。
 次に、休会中の委員会活動について協議したいと思いますので、しばらく休憩いたします。
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     −午前10時49分 休憩−
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     −午前10時56分 再開−
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○西川委員長 委員会を再開いたします。
 休会中の委員会活動について、ご意見はありませんか。
     〔「正副委員長一任」と呼ぶ者あり〕
○西川委員長 それでは、正副委員長にご一任願いたいと思います。
 これをもちまして、農水経済委員会及び予算決算委員会農水経済分科会を閉会いたします。
 大変お疲れさまでした。
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     −午前10時57分 閉会−
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