平成28年 2月定例会 農水経済委員会 - 03月07日−03号
【つくも苑についての質問。】
◆溝口委員 つくも苑について、私も聞かせていただきたいと思います。
先ほどの久野委員のあれで大体の意味はわかったんですけれども、今回、平成28年度の事業で、恐らく大潟のほうのつくも苑は完成をしているんじゃないかと思うんですけれども、今から施設の道具を移したりなんだり時間がかかると思うんですけれども、その辺についてのスケジュール等がわかっていたら、教えていただきたいと思っているんですけれども。
◎松本企業立地課長 移転のほうのスケジュールですか。
◆溝口委員 すみません、もしわかっていたらということで今聞いたので、福祉保健部の移設の時期がどのくらいまでかかるのかということと、それから、先ほど久野委員が言われましたように、今後のスケジュールですね。例えば、何月までに移転が済んだら、それからどういうふうな工事にかかっていくのか、解体工事はいつごろからかかっていくのか、そういうところのわかっている範囲を教えていただきたいと思っております。
◎松本企業立地課長 大変申しわけございません。
つくも苑の移転・建て替え事業そのものにつきましては、当初、平成27年3月末ということで完成予定をしておりましたけれども、若干スケジュールが遅れておりまして、最終的には昨年の10月末完成で進めておった工事も、この2月15日で一応基本的に完成してまいるということで、この後、3月になって入居者等の募集を行いながら、新設の施設の開所が平成28年4月に予定しているというふうに福祉保健部のほうからは聞いております。
私どもは、先ほど久野委員のほうにご説明しましたけれども、第1期の工業団地の整備を、放流同意が得られ次第、進めていきたいと思っておりまして、まずはそちらのほうの団地については、その同意が得られて着工を進めていくというふうな形での準備をしているところでございます。
◆溝口委員 わかりました。4月から開業することになっているんですね。それで、それが終わったらすぐに解体をするということで、空き地にして返すということになっていると思うんですけれども、そこら辺、工事のスケジュール等については聞いていますか。
◎松本企業立地課長 詳細には把握していないんですけれども、今後、移転した後に、解体工事を発注して進めていくということにしております。
一方で、我々のほうの工業団地の整備につきましては、その部分を除いたところで工事を進めていくことになっておりますので、そこについては並行した作業になってくると思っております。
◆溝口委員 ちょっとかみ合わないんですけれども、大体私が聞いた話では、解体工事のほうも、今年の9月か10月ぐらいには終わるんじゃないかという話を聞いてきたんですけれども、そのようなことであれば、産業労働部としてもすぐに工業団地の造成にかかっていかなければいけないと思うんですけれども、平成28年度のつくも苑の金額については5億7,721万円ついているんですけれども、これは大村市の工業団地の整備も入っているということですけれども、この辺につくも工業団地の整備についての予算は入っているんですか。
◎松本企業立地課長 工業団地の整備につきましては、まず1期工事については、ここにも団地整備の予算を上げております。
それから、解体後のところにつきましては、2期工事で工事を進めていこうと考えておりますけれども、まず、1期工事とほぼ同じ場所で、9月〜10月まで解体工事を進めていくという話ですので、そこにつきましては、それぞれの解体工事の事業者、埋立工事の事業者、事業者が錯綜していくということもありますので、基本的な効率性とか安全性を考慮いたしまして、まず、1期工事の早期完成を目指しまして、その状況を踏まえた上で2期工事にも着工するような準備をしてまいりたいと考えております。
◆溝口委員 わかりました。それでは、工業団地の完成の見込みは、先ほどちょっと言われていたかなと思うんですけれども、何年の何月ぐらいを大体思っているんですか。
◎松本企業立地課長 来年の8月末ぐらいをめどに進めてまいりたいと思っております。
◆溝口委員 そうしたら、来年の8月に整備ができてしまうということであれば、企業誘致をすぐにしていかなければいけないと思うんですけれども、どういう会社を企業誘致しようと考えているのか、お尋ねしたいと思います。
◎松本企業立地課長 大量の水を必要としないということと、運送等も運びやすいものということで、軽量なものということで、高付加価値な精密金属、そういった製品を製造する企業を中心に誘致を進めてまいりたいと考えております。
◆溝口委員 水を使わないで高付加価値の品物、それはどういう工場があるんですかね。候補者としてはどのような企業にお願いをしていこうとしているのか、お尋ねをしたいと思います。
◎松本企業立地課長 超精密な金属部品等を製造する、大量の水を要する電子とかではないので、そういった製造業者であれば、基本的に誘致可能ということで、自動車関連も含めて進めていきたいと考えております。
◆溝口委員 絞って企業誘致をするというと、なかなか進展がないんじゃないかと思うんですけれども、地元の方々と約束したのは、移転したら何年以内か、すぐに工業団地を造成して企業を誘致するという約束をしているんですよね、取り交わしているんですよね。だから、今のような形で考えていくと、いつまでに企業を誘致するという、本当に自分たちの責任というものを感じているのか、感じていないのか、どうもそこら辺が、私としては納得がいかないんですよね。
だから、その辺について、産業振興財団もあるかもわからないですけれども、やはり県が責任を持った形ですから、県のほうがしっかりと訴えていかないと、企業誘致するための努力をしていかないと、何十年たってもこないんじゃないですか。
◎松本企業立地課長 そこにつきましては、企業様のほうに提案する場合も、最初のご質問の中でもこれを示しているということがありますけれども、何年何月に団地を整備するという形をきちんと示した上で誘致活動を示していくということを考えた場合に、なかなか分譲地域をお示しできないというところも若干ありまして、そこは痛しかゆしのところもあるんですけれども、そういった意味で、我々も早く着工して、団地の整備時期を示して、そして、誘致活動にも精力的に取り組んでまいりたいと考えております。
◆溝口委員 さっきの答弁では、工業団地の整備は来年の8月までに完成すると言ったでしょう。そうしたら、完成したら、すぐにどういう企業を持ってくるかというのは、誘致はしないといけないんですけれども、そういう働きは、今しているんですか、してないんですか。
今のような話を聞くと、全然してないような感じしか聞こえないんですよね。
◎松本企業立地課長 そこにつきましては、来年の8月というお話につきましても、放流同意を得た上で速やかに、当然、我々としても団地整備を進めていきたいと思っておりまして、そういった場合に、来年8月末に完成をするという前提で考えておりまして、もちろんそこを目指して考えていくわけですけれども、その段階で、ここからは仮の話になってきますけれども、そういったきちんとした明示ができないと、なかなか企業誘致も、企業様に対しても、この団地がいつできるということがなかなか説明しづらいというところもございまして、先ほどのような答弁になったところでございます。
◆溝口委員 そうしたら、今の答弁では、来年の8月に完成すると思うとらんたいね。いつできるかわからないと、まだいろんな課題を踏んでからという感じにしか聞こえないし、本気で企業誘致をしようとしているのか、工業団地の整備は進んでいくようになれば、ちゃんとできると思うんですけれども、それが完成した時に、まだ企業誘致も何もできていないということであれば、先に進まないんじゃないですか。
今の話では、まだ何の企業誘致の話もまだしてないようにしか聞こえないんですよ。さっき高付加価値の工場を誘致しようと考えていますという話ですけれども、そうしたら、幾らかやっているんですか、やっていないんです。
◎松本企業立地課長 そこについては、この1年という話でいくと、具体的にはまだ、示した形ではできていないということを聞いております。
◆溝口委員 いやいや、来年の8月に完成する予定と言ったから、そうしたら、企業誘致も同時に進めていかないといけないんでしょう。だけど、それをまだ今の段階で、しているのか、していないとかも言わないで、何か濁したように言って、していないんでしょう。していないなら、していないと言って、やっぱり私としては進めていってほしいんですよ。
◎松本企業立地課長 答弁の仕方が非常にまずかったのかもしれませんけれども、そこについては、やはり誘致する場合も、いつできるということをきちんと持った上で、実際の現場としてもしていきたいというところがございます。もちろん同意が得られればすぐに着工することができますので、その同意が得られれば、この後については、当然誘致活動も並行して進められますし、そこについてのタイミングとしては、その時期を考えています。
◆溝口委員 いろいろとアドバイスありがとうございました。
私としては、そのようなことをある程度わかった上で、一応完成していく形の中で、今、もう移転も終わって、4月からが開業ですからということの話を聞きましたので、そこまで進んでくるということは、ある程度じゃないかなと思いながら質問させていただいております。
それはないならないで、まだとれないならとれないでいいんですけれども、(発言する者あり)まだはっきりしたのはとっていないと私は思います。
だから、いつとれるかはわかりませんけれども、やはり福祉保健部のほうとしては、9月〜10月までに一応解体の工事を、更地にして戻したいという望みを持っているということなんでしょう。だから、それを受けて、企業立地課のほうとしては、整備を来年の8月までに行いたいということでしょう。
そうしたら、ある程度進む話の中では、いつまでというのははっきり言えないかわかりませんけれども、こういうことができたらぜひ来てくださいという交渉は企業にできるんでしょう。だから、そこら辺をしているのか、していないかですから。だから、していると言えば、しているで構わないんですけれども、していないんだったら、やっぱりある程度目星をつけていかないと、できますよとなった時に、本当に来るかなと。やっぱり打診というのは、お願いしていくというのはできる前からして、完成してからしても遅いと私は思って言っているんですから。ちょっとその辺について。