平成28年  予算決算委員会農水経済分科会 - 10月31日−03号

◆溝口委員 新規就農者の件ですけれども、「主要な施策の成果に関する説明書」の338ページです。先ほど言った新規自営就農者は、大体150名以上という目標に対して172名ということでそれぞれ連続で達成しているということですけれども、全体的に新規雇用就農者を含めると523人の新規の自営就農者と新規雇用者をつくっていかなければならないという計画を立てているんですけれども、2年連続ですか、平成22年から26年までは297人が平均であったということですけれども、平成27年度からは、やはり523人を目標にしていかないといけないと私は理解しているんですけれども、今、323人ということで6割近くの達成率になっているようですけれども、その辺についての考え方はいかがですか。
◎佐藤農業経営課長 平成27年度の実績につきましては、新規の自営就農者、雇用就業者、そして林業も含めまして、委員ご指摘のとおり323人でございます。これは平成27年度の目標としては達成しておるわけではございますけれども、今後、新ながさき農林業活性化計画の中では250人、250人、合わせて500人ということですので、まだまだまこれでは6割、あるいは7割の水準であると認識しております。
 したがいまして、この数を増やすために今年度から、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、新たな就農ルートを法人のもとでの安定雇用の後に技術を身につけて独立をする、そういったルートの道筋もつけておりますし、また、親元就農が本県の7割でございますので、それを増やすため、今年度につきましては、繰り返しになるかもしれませんけれども、県内の農高生、2年生の中で農業を志している58名、こういった生徒に調査・研修をさせていただいたりということで更なる上積みを図っていく必要があると認識しております。
◆溝口委員 わかりました。初年度の平成27年度は323人で目標を達成したということで理解しておいていいわけですね。(「はい」と呼ぶ者あり)そうしたら、それでいいですけど、あとが500人にいっても、多分、最終年度の2,615人には達することができないんですよね、年間523人ずつの計画となっているわけですから。私としては、それが達成できてなかったんじゃないかということで、何が原因だったのかということを聞きたかったんです。本当は、初年度は300人とか、そういう計画を立てていたんですか。
◎佐藤農業経営課長 平成27年度までの目標として申し上げますと、新規自営就農者は151人というのが前計画の目標でございました。それに対しまして、今後の計画の中では新規自営就農者が250名、そして目標になかった雇用就業者が250名、こちらを新たに目標設定をしております。そのほかに林業での就業が23名、合わせて523名の目標となっております。これの達成に向けて、本年度、先ほど申しましたような取組を進めているところでございます。さらなる上積みを図ってまいりたいと考えております。
◆溝口委員 わかりました。平成28年度からの事業が523名ということで理解しておいていいわけですね。私の考えが間違っておりました。
 あと、資料の請求をしておきたいんですけれども、歳入歳出決算事項別明細書の138ページですけれども、117億773万2,000円を当初予算として組んでいたんですけれども、補正予算でマイナス29億6,326万円の減額措置をとっております。これと同時に、また、150ページの方では農地費で27億9,600万円の増額予算をつくっているんですけれども、どうして全体で29億円になるような減額になったのかなという感じがしたんですけれども、その辺について資料を出していただければと思っております。
 それから、農業振興費ですけれども、138ページのマイナス8億1,942万3,000円ですか、減額措置になっていますけれども、その大きな減額の理由を資料として出していただければと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
◆溝口委員 結局、138ページではマイナス減額で30億円近くの減額措置があっているんですけれども、農地の方で27億9,000万円ということで、同額のような形で、どこでマイナスになっているのかなという気がしたもので、その辺を資料にしていただければと思っております。
◎福田農政課長 大変申し訳ございません。
 県民所得関係での資料をお配りしました。その2枚目の資料と全く同じでございます。違うところは、一番右側に中山委員の方から3カ年継続した事業はどれなのか、その事業の区別と数を教えてくださいということで、丸印をつけさせていただいております。32事業のうち14事業が3カ年の継続事業でございます。