平成29年  2月定例会 環境生活委員会 - 03月07日−04号

◆溝口委員 「第12次鳥獣保護管理事業計画(案)」の53ページですけれども、この(3)ですけれども、生物の多様性モデル校を指定するということになっています。3年間の指定になると思うんですが、その指定校を何校ぐらい考えているんでしょうか。
◎山本自然環境課長 今、資料を持ち合わせておりませんので、後ほどお知らせをさせていただきたいと思います。
◆溝口委員 モデル校として指定して、餌をやったりして、そこに有害動物が来ないような形でしていくのかどうかわかりませんが、多様性といったら、学校でたくさんの種類を飼育するということなんですか。そうじゃないんですよね。この生物多様性モデル校の指定というのはどういう事業ですか。
◎山本自然環境課長 こちらに書いておりますとおり、生物多様性モデル校に対しましては、普及啓発を中心とした協力を県からさせていただくといった事業内容になっております。
◆溝口委員 そうしたら、Bに書いている生物多様性モデル校に対する支援内容は、講師を派遣したり、活動状況の紹介ということになってくるんですね。その活動状況というのが、どういうことをするのかがわかりにくいんです。
◆溝口委員 そうしたら、後でいいです。
◆溝口委員 この「第12次鳥獣保護管理事業計画(案)」は、今回つくった5年間の計画というのはわかるんですけれども、前回と内容的にどういうところが変わってきたのか、わかる部分だけで、特に重点的に変えてきた部分があれば教えてください。
◎山本自然環境課長 今回につきましては、補足説明資料の3−1でお示しをしておりますが、環境部所管の部分では、鳥獣保護区の見直しを行うということが主な変更点でございます。鳥獣保護区の期間が切れる部分についての計画を立て直したというところでございまして、今回につきましては概ね前回の計画を引き継いだ形となっております。
 といいますのも、一つの理由といたしましては、11次計画の途中に、1年半ぐらい前なんですけれども、鳥獣保護法が改正をされましたので、その時に一度改定をしております。それもありまして、今回については小幅な改定ということで、必要部分についてのみの改定をさせていただきました。
◆溝口委員 それでは、鳥獣保護区の指定ということについては、今回は新しい指定はしなかったと。そしてまた、この本計画期間中はもう新規の指定をする予定はなしということになっているんですけれども、新しい指定は今回も全然なかったんですね。
◎山本自然環境課長 これから5年につきましては、新しい保護区の計画はございません。市町等にも話を聞きましたけれども、現状の保護区を継続して指定をするという形をとっております。
◆溝口委員 今回は、新しい指定はしないということですので、取り下げもしていないんですね。指定したところを取り下げもしてないということで理解していいわけですかね。
◎山本自然環境課長 今まで指定をしていたものは、そのまま指定をするという形になります。
◆溝口委員 先ほどの部分については、モデル校の活動状況というのをどういう形でやっていくかということについては、今のところわかりますか。
◎山本自然環境課長 先ほどのご質問について答えさせていただきます。
 まず、生物多様性モデル校としてどこが指定をされているかという質問が最初にあったかと思いますけれども、今、4校指定をされておりまして、対馬市の豆酘小学校、五島市の玉之浦中学校、雲仙市の雲仙小学校、南島原市の口之津小学校の4校ということでございます。
 実際の活動としましては、主に探鳥会や自然観察会で地域の自然を知る、勉強していただくというのが主な活動でありまして、そこに講師の派遣ですとか、そういった協力をさせていただいております。
 以前は巣箱かけをして野鳥観察をするといったようなこともあったようです。全校いろんなところで活動されておりましたけれども、最近の流れといたしましては、野にいるそのまま自然を見るという傾向もありますので、一般の通常の野鳥の観察会といったようなことで活動はされているようでございます。
◆溝口委員 それでは、そういう活動をモデル4校の中で年間に何回ぐらいという計画もつくっているんですか。
◎山本自然環境課長 基本的には、それは学校の方にお任せをしておりますので、必要な支援を申し出ていただいて、こちらで対応できる範囲で対応させていただくようにしております。
◆溝口委員 わかりました。それでは、例えばそういう観察会などをして普及活動の中で活動したということを、今は4校ですけれども、それを長崎県の小学校、中学校という形の中にどのように活かしていこうとしているんですか。
◎山本自然環境課長 モデル校自体は、10校ぐらいまでは広げて指定をすることはできるということになっておりまして、現状については要望も考えまして4校になっておりますけれども、モデル校の追加の指定もあるかと思います。
 ただ、今、活動されているところの普及につきましては、今は具体的なこういった計画というのはございませんけれども、いい取組がありましたら、ほかの学校にもお知らせをしていきたいと思っております。
◆溝口委員 でも、何かそういう体験をして、活動したことを、今度、新聞か何かで発刊するわけでしょう、この発刊等としているんですから。そうしたら、そういう形を全校にぱっと配るか何かして、やっぱり普及活動をした方がいいんじゃないかという感じがするんですけれども、そのあたりについては考えていないんですか。
◎山本自然環境課長 ご意見も踏まえまして、今後、取組、検討していきたいと思います。