【 平成29年 9月定例会 環境生活委員会-09月26日−02号 】
◆溝口委員 443ページ、路面性状調査業務委託です。これは予定価格と最低制限価格がないんですけれども、指名競争入札ということでどうなっているんですか。次のページにも書いてないんですけれども。

◎佐々建設企画課長 通常の業務委託、建設工事については、予定価格と最低制限価格を公表しておりますが、事務委託に関しては、2つの項目について公表しない、そういう制度でございます。

◆溝口委員 そしたら、例えば一番安い価格でするということですか。上限も何もなくて、どういう結果で入札をして、その人に落札する形になってくるんですか。方法がちょっとわからないんですけど。

◎佐々建設企画課長 建設工事等業務委託に関しましては、最低制限価格を設定しておりますが、事務委託の場合はそういう設定をしていないので、一番低い額の方が落札。ただし、3分の2を切るような状況では、一度中断して、履行できるかどうかの確認をした上で落札者を決定するという方法をとっております。

◆溝口委員 そしたら、今言う方法だったら予定価格というのは持っていてするべきじゃないんですか。予定価格が書いてないんですけど、何もない中で一番安いのという形で、頭の中だけにあるのか、ここに示してないのかがよくわからないんですよね。どういうふうにして入札を決定したのか。

◎佐々建設企画課長 事務委託の場合は公表しないというルールをとっておりまして、設定はしております。ここで最低制限価格に横バーを入れておりますので、これについては設定をしていないということがございます。

◆溝口委員 そしたら、委員会の私たちにも公表できないということになるわけですかね。ちょっと納得のいかないような感じですけど。
 それと、ずっと見せていただいたんですけれども、最低制限価格は、指名競争入札関係の中で、1円も違わないで落札されている部分が数カ所あるんですよね。
 例えば、27ページ、45ページ、47ページ、かなり多いんですけど、最低制限価格に1円も違わないでできるというのが、今まで余りなかったような、1カ所あったかなかったかという感じだったんですけど、今回は結構あるんですよね。65ページもですけれども、それから、221ページとか、数カ所にわたって1円も違わない金額、最低制限価格で入札が行われていることは、私たちとしてはちょっと疑問に思うんですよね。
 1円も違わなかった、最低制限価格ときれいに合っているというのが幾らもあるものですから、今回の場合、特別に多いものですから、ちょっと何かあるんじゃないかなという感じがしてならないんですけどね。

◎佐々建設企画課長 予定価格の算出については、資料の中で積算できますので、ほとんどぴたっと積算ができるものと思っています。
 最低制限価格についても、その率、委託の場合は75%ということを公表しておりまして、あとはランダムがかかるわけですが、これは事前ランダムだけのことになりまして、憶測なんですが、皆さん競争された結果、75%程度のところに皆さん入れられた。ランダムについては、入札に参加される方はもちろんご存じない話なので、これはたまたまの結果だと考えます。

◆溝口委員 たまたまの結果と言えば、たまたまの結果なんですけど、余りにも多いんですよね。今回の場合は目立つんですよね。今までも全部見ていましたけど、そういうことは1件あるかないかで終わっていたんですけど、今回は多分10カ所ぐらいあるんじゃないかと思うんですよね。
 それで、幾ら積算がうまいといっても、最低制限価格ですから、予定価格は決まっていますから、そこら辺についてきれいに1円も違わないで合わせるというのは、私たちから見たらちょっと問題があるような気がするんですよね。そこら辺、1回ぐらいだったらいいんですが、ちらっと見たら今回の場合はびっくりするくらい本当に多いんですよ。今までこういうことはなかったと思うんですよね。何かちょっと疑いたくなるような、疑ったらいけないかもわからないけど、やはり疑いたくなるような、そういう感じなんですよね。
 その辺について、漏れるということはないかもわかりませんけれども、やっぱり余りにも数字が合っているということになれば、幾ら積算がうまくても、1円も違わないというのは、やはりちょっと今回疑問に思いました。
 だから、その辺は、業者の方々が設計、見積もりとして近づいてきているんだという話になれば、それはそうかもわかりませんけれども、やはり余りにも多いので、ちょっと注意をしておきたいなと思って、今回立たせていただきましたので、よろしくお願いしたいと思います。