令和 2年  2月定例会 環境生活委員会 03月09日−03号


P.34 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 全体的に、今回、当初予算としては、先ほど宅島委員が聞きましたけれども、109.2%ということで増額になっているんですけれども、この説明資料の22ページなんですけれども、歳出額について、都市政策課が71.1%ということで30億3,000万円減額になっております。それから、道路建設課が123.6%ということで52億8,000万円、それから砂防課の126.7%は、先ほども災害防止のためということで聞いているんですけれども、内容について説明をしていただきたいと思います。
 それと、住宅課です。122.9%ということで、8億9,641万1,000円増額になっているんですけれど、その主な予算編成の事由をお尋ねしたいと思います。


P.34 ◎答弁 植村都市政策課長

◎植村都市政策課長 都市政策課の歳出予算が、平成31年度から令和2年度にかけて29%減となっておりますけれども、この理由といたしましては、当課で所管しておりますJR長崎本線の連続立体交差事業、こちらのほうが高架構造物並びに駅舎の建築工事が本年度で終わりまして、来年度以降、残工事、残工事の内容は、既存の鉄道施設の撤去と、その後に道路等を整備していくという内容になりますけれども、工事が今年度でピークを超えて、残りは残工事に入っていくということで、29%減の大きな予算の減少になっているということでございます。


P.34 ◎答弁 馬場道路建設課長

◎馬場道路建設課長 道路建設課の予算としましては、123.6%の伸びということでございますけれども、令和元年度の当初、国のほうから内示につきまして大きな伸びがあったということでございまして、それをベースとした予算を組んでいるということです。
 令和元年度の予算からしますと、大きな伸びになっておりますけれども、今年度の当初、内示からの伸びというようなところからしますと、大きな伸びではなくて、少しの伸びというところでございます。


P.34 ◎答弁 鈴田砂防課長

◎鈴田砂防課長 砂防課の予算が、今年度に比べまして来年度は126.7%ということで、20億円程度増額させていただいております。
 これは、先ほどから出ておりますような3か年予算で、砂防関係の予算というのは、国のほうもつけていこうという方針がありまして、県としても当初予算を組ませていただきまして、現在の国の流れと同様に取り組んでいこうという大きなところがございます。
 個別に申し上げますと、そういう流れの中で、特に離島の砂防事業とかで、来年度本体のコンクリート打設を迎える箇所が結構ありまして、そこら辺の額が増えているところでございます。


P.35 ◎答弁 高屋住宅課長

◎高屋住宅課長 住宅課のほうは、昨年度に比べて122.9%ということになっておりますが、主な内容といたしましては、高田南の区画整理事業の残工事について、今年度一括契約をいたしまして、来年度から着手するということが1点。
 それともう一つ、新大工町の市街地再開発事業、これの工事が来年度本格化するということ、この2点が主な内容になっております。


P.35 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 都市政策課のほうは、JR長崎駅が完成したからということでございますけれども、それに伴って、やはり歳入のほうも、国からの補助というのが減ってきたわけですか。


P.35 ◎答弁 植村都市政策課長

◎植村都市政策課長 事業費が、歳出予算が減りますので、国からの補助金というのも、当然減ってまいります。


P.35 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。減額になったのが、ものすごく、あまりにもという感じだったんですけれども、やはり駅舎のほうの建設が大変かかったのかなという感じがするんですけれども、それと同時に、道路建設課の関係ですけれども、浦頭のほうに、箇所づけでちょっと申し訳ないんですけれども、6億2,000万円ついていると思うんですけれども、その工事内容について、今年度である程度右折帯が完成できていくのかどうか、聞かせていただきたいと思います。


P.35 ◎答弁 馬場道路建設課長

◎馬場道路建設課長 国道202号の浦頭拡幅ということで、令和2年度の予算としまして6億2,000万円を計上させていただいているところでございます。
 この浦頭工区につきましては、浦頭交差点のところにつきまして、今年度完成するということで進めておったところでございますけれども、想定以上に事業が進捗しておりまして、浦頭交差点から東明中学校付近ぐらいまでの約800メートルの部分の完成が、今年度図られるというふうになっております。
 来年度、この予算につきましては、継続して佐世保側に向けて用地の取得、あるいは工事の進捗を図ってまいりたいと思っているところでございます。


P.35 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 そうしたら、東明まで、一応幼稚園のところまで拡幅工事が完成するということですか、4車線化になるんですか。


P.35 ◎答弁 馬場道路建設課長

◎馬場道路建設課長 浦頭交差点から、東明中学校の交差点部分は、まだ少し残っているところでございますけれども、その手前ぐらいまで、約1キロあるんですけれども、そのうち800メートルぐらいは4車線化が今年度できるというような見込みでございます。


P.35 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 4車線化ができて、それで、例えば浦頭のほうに帰る時に、右折帯を設けないといけないと思うんですけれども、右折帯の長さは大体どのくらいの計画をしているんですか。


P.35 ◎答弁 馬場道路建設課長

◎馬場道路建設課長 右折帯の長さということでございますけれども、すみません、正確な平面図がここにないもので、所定の右折帯を曲がる場合には、そこが一番のネックになりますので、交差点ごとに設置をしていくということで計画をさせていただいております。


P.35 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 そうですか。右折帯の長さというのは、大体決まってないんですかね。そうしないと、工事費なんかはきれいに決めてからいっている段階の中で、ただ、右折帯はあまりつくらないで浦頭のほうに入るということになってくるとなると、まだ混雑の解消になってこないんじゃないかと思うんです。ある程度右折帯も考えていかないといけないんじゃないですかね、何十メートルかは。


P.36 ○議長 山本[由]分科会長

○山本[由]分科会長 しばらく休憩します。
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     −午前11時29分 休憩−
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     −午前11時29分 再開−
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P.36 ○議長 山本[由]分科会長

○山本[由]分科会長 分科会を再開します。


P.36 ◎答弁 馬場道路建設課長

◎馬場道路建設課長 先ほど申しました浦頭交差点から東明中学校につきましては、令和元年度の予算で完成をさせるということでございますので、浦頭交差点の右折帯の延長としましては、今情報が入りまして、110メートル程度を予定しております。
 令和2年度の予算につきましては、その東明中学校から、西海パールラインの入り口交差点がございますけれども、残りの1.2キロ区間を用地及び工事を進めていくということになります。


P.36 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 今言った、また新しく令和2年度にする事業費としては、そうしたら、幾らになっているんですか。ちょっと見つけることができなかったんですけれど。この6億2,000万円は専決案件ですか。


P.36 ◎答弁 馬場道路建設課長

◎馬場道路建設課長 先ほど申し上げました6億2,000万円というのは、令和2年度の予算でございます。


P.36 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 令和2年度の事業概要、大体どのくらいになっているのか。6億2,000万円の概要ですね。


P.36 ◎答弁 馬場道路建設課長

◎馬場道路建設課長 一覧表に載せておりますように、全体区間が約2キロございますが、先ほど申しましたように、東明中学校交差点から西海パールライン交差点のほうに用地取得を進めていくということと、用地取得ができましたところから、随時4車線化の工事を進めていくというふうなことでございます。
 詳細につきましては、予算がついてから、具体的に積算をしたりしていくところになりますが、詳細については、まだこれからということになります。


P.36 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 それでは、一応クルーズ船、今の状態では、なかなかクルーズ船も入ってくることはできないんですけれども、クルーズ船が入ってきたら、やはり50台、100台という車の数になってくるわけですから、右折帯もある程度よく考えていただいて、早めに整備をしていただきたいなと思っております。
 それから、西九州自動車道ですけれども、全体の本年度の事業費が幾らで、県の負担金が幾らになっているのか、お尋ねしたいと思います。


P.36 ◎答弁 馬場道路建設課長

◎馬場道路建設課長 西九州自動車道の松浦佐々道路を現在、国のほうで進めているところでございます。
 来年度の予算としまして、県が計上しておりますのは80億円でございます。これに近い予算が組んでいただけることを期待しているところでございます。
 県の負担としましては、3分の1を基本として、かさ上げ率が1.15倍ございまして、金額としましては18億6,600万円程度でございます。


P.36 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。せっかく国のほうが西九州自動車道の整備については、予算をある程度前向きにつけているようでございますので、県のほうとしても、それに応えるか、まだ事業費を上げて、早く完成するように努力をしていただきたいと思っております。
 以上です。


P.58 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 測量設計関係のあれで、指名競争入札と一般競争入札の2つがあるんですけれども、その中でどのような形でそれを決めているのか、教えていただきたいと思います。


P.58 ◎答弁 松園建設企画課企画監

◎松園建設企画課企画監 業務委託については、県内企業を基本として、管内とか、県内の企業をまず優先的に考えております。
 あと、高度な業務で、どうしても県内に業者、実績を持つ業者がいない時は、県外のみの指名ということもあり得ます。
 現在、もともと県外企業のみで指名をやっていた部分につきまして、県内である程度実績がある業者がいらっしゃれば、一般競争で拡大してやっているところでございます。


P.58 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 県外とか、県内とか、そういう基準の中でというのは、一般競争入札が、今度は2件しかないんですよね。それで、一般競争入札の落札者の中身を見ると、例えば14ページなんかは、2人の一般競争入札業者しか出なかったと。普通だったら、一般だから、全部参加するような形で一般競争入札をしているんだろうと思うんですけれども。
 それと、もう一つは、18ページの6つ、指名競争入札だと10業者以上ということで当たっていると思うんですけれども、一般競争入札になったら参加者が少ないんですよね。
 だから、その辺について、なぜこのように一般競争入札をして少ないのか。それも、2件だけですけれども、そうしたら、もう一般競争入札でいいんじゃないかという形もあるし、全部指名競争入札でもいいんじゃないかと、そういう疑問が湧くんですけれども、その辺について、どのようなお考えを持っていますでしょうか、お尋ねいたします。


P.59 ◎答弁 松園建設企画課企画監

◎松園建設企画課企画監 先ほど申しましたように、指名競争において、14ページでいけば、1,000万円以上なので、10者の指名になるところでございます。
 しかしながら、県内の業者にこういう登録とか実績を持つ業者がいないもので、通常であれば、県内と県外の混合指名で10者でするところでございますけれども、一応県内にも6者程度の業者がいるということで、あえて一般競争入札で、県内企業の受注を目指したところでございます。結果として、2者が応札されたということでございます。
 18ページにつきましては、従来であれば、県外業者のみでやっていたところでございますけれども、先ほど言いますように、実績等が、県内業者で、テクリスという情報を見るところがありますけど、それを見て、実績があるということで、指名になると、どうしてもここも県内と県外の業者を合わせて10者になるところでございますけれども、県内業者のみで競争性を保てるということで、一般競争で実施させていただいたものでございます。


P.59 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 ただですね、私たちも県内の業者の皆さん方にできるだけ落札するようにしてくださいということをお願いしているんですけれども、そのことについて、一般競争入札だったら県内にいるからということですけれども、私たちも測量・設計の皆さん方といろいろ話をしますけど、今、県の皆さん方とも勉強会をしながら、恐らくここに出ている部分については、できない業者はいないんじゃないかと私は思っているんですね。
 だから、そういうことであれば、一般競争入札でしてもいいんじゃないかという気がするわけですけれども、県外の方々をなぜ入れないのかわからない。1,000万円以上、何十億円となったら、それはだめかもわかりませんけれども、その辺についてはちょっと疑問が残るんですけれども、一般競争入札と指名競争入札の中身を見ていて、どうもおかしいという感じがするんですけれども、いかがですか。


P.59 ◎答弁 川添建設企画課長

◎川添建設企画課長 今の一般か指名かというところですけれども、基本、委託に関しては指名でやっているというのが実態でございます。
 ただ、そうした中で、今、溝口委員が言われたように、県内の業界から、自分たちもできるものがあるというような中で、じゃ、県内に限って一般で広く応募したらどうかという提案で、今回こういうふうに拡大を、2〜3年ほど前からやってきているというような状況です。
 ただ、やっぱり一般にしても、こういうふうに数が少ないというような状況で、我々としては、県内業界のほうにもう少し頑張っていただきたいという思いはございます。


P.59 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。そういう意味でわかるんですけれども、やはり県内の業者の方々も、ある程度勉強してきていると思うので、一般競争入札になった時に、できる限りの方々に参加をしていただくようにということをやはりしていかないと、県内の業者はますます技術がないというふうに見られてくるかなという感じがするんですけれども、私たちから見ても、恐らく職員の皆さん方とも県内の測量・設計の皆さん方は勉強会をして、かなり技術を高めているんじゃないかと思うんですけれども、やはりそういう機会を与えてやるためにも、そうしたら、一般競争入札でという形になってくるんじゃないかという感じがするんですけれども、試みとして、2〜3年ぐらい前から、少しずつ一般競争入札を増やしているということですけれども、2つということは、何十件ある中の2つといったら、ちょっと疑問が残るかなという感じがしますけれども、これ以上は言いませんので、どうぞ頑張ってください。