令和 2年 2月定例会 環境生活委員会 03月11日−05号
P.130 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 15ページの、今回新規事業であげておりますNPOとの協働マッチング推進事業費189万4,000円が計上されておりますけれども、この内容について詳しく説明をいただければと思っております。
P.130 ◎答弁 吉野次長兼県民協働課長
◎吉野次長兼県民協働課長 新規事業にあげておりますNPOとの協働マッチング推進事業でございますけれども、この事業は、来年度から3年間ということで考えております。
これは、今までも協働の推進ということで、協働サポートデスクという相談窓口を開設して、そこで協働の相談というのを受けておりました。その中で一定、協働の相談という件数は増えてきておりましたが、そこから実際の協働というところに結びつく件数というのはなかなか厳しいところがございました。
そこで、来年度からは相談体制のほうを充実していきたいということを考えておりまして、具体的には、今まで中間支援組織という、NPOを支援するNPOというところからの支援、アドバイスを受けていた部分について、実際の協働したい分野、例えば、まちづくりでございますとか、福祉とか、環境とか、そういう分野に強い専門家を新たに入れ、アドバイスをする人材を強化するということを考えております。
もう一点は、今までの相談対応の過程を充実させる趣旨で、今まで行っていた意見交換会について、現場に行っての協議の回数を重ねるということを行い、協働の実現に結びつけていきたいと考えております。
もう一つが行政職員の意識向上というところで、今までも部局別で職員の研修をやっておりましたけれども、やはり協働を推進するには、職員のほうも協働が必要だという意識を高めることが必要ですので、来年度はさらに研修の回数を増やすということと、役職別に研修をするということと、今までは本庁だけで実施しておりましたが、地方機関も対象にして研修をするということを考えております。
P.130 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 分かりました。金額的には少額なんですけれども、かなりボリュームのある内容だったかなと思うんですが、ただ、やはりちゃんとしたアドバイザーを育成していく形の中では、その研修会が大変重要になってくるかも分かりませんが、その研修会を大体年に何回ぐらいして、例えば、先ほど部局別で研修会をしていたということですが、その対象者は例えば、係長とか、課長以上とか、そういう形を考えているのかどうか、その内容についてお尋ねをしたいと思います。
P.130 ◎答弁 吉野次長兼県民協働課長
◎吉野次長兼県民協働課長 研修についてのお尋ねでございますけれども、来年度は市町の職員についての研修も1回予定しております。
また、県職員については、昨年度から職員の部局別研修会というのを年4回開催しておりましたが、今年度は新型コロナウイルスの関係で、3回の開催になっております。来年度は部局別の研修会を2回、地方機関向けを2回、あと管理職向けを2回、計6回ということで考えております。
P.131 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 分かりました。できるだけ協働マッチング推進ができていくように鋭意努力をしていただきたいと思います。
それから、もう一つ新規事業なんですけれども、動物愛護管理対策費として848万1,000円を組んでいるんですが、新規事業として管理対策費ということで421万7,000円組んでおりますが、収容動物の譲渡関係をやっていくという事業と書いてあるんですが、その内容について詳しくご説明をお願いしたいと思います。
P.131 ◎答弁 嘉村生活衛生課長
◎嘉村生活衛生課長 新しく取り組みます多様な主体との連携・協働による動物愛護対策推進事業費426万4,000円のうち、先ほど申しました不妊去勢手術の委託料として、これは長崎県の獣医師会と契約をしまして、県内各地の動物病院で手術ができるようにしているんですが、それにかかります費用を、単価が1頭当たり1万3,300円で250頭分ということで、338万7,000円計上しております。
P.131 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 ちょっと聞こえにくかったんですけれども、ちょっと大きい声で言ってもらえばいいですが、1頭1万3,300円で二百何頭とおっしゃったですか。
P.131 ◎答弁 嘉村生活衛生課長
◎嘉村生活衛生課長 250頭でございます。
P.131 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 これは委託事業になるんですけれども、その辺については全て専門的な譲渡をしている方々で、どこに委託するというのはまだ決まってないですか。
P.131 ◎答弁 嘉村生活衛生課長
◎嘉村生活衛生課長 この不妊去勢手術をするに当たって、地域猫に取り組んでいただいておりますボランティアの協力があって、この事業は成り立っているんですが、そのボランティアの方が、野良猫を餌づけしながら馴らして、捕まえて、長崎県獣医師会が指定しました動物病院に持ち込んで不妊手術をするという仕組みになっております。
P.131 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 聞いたところと違うところを言われよるとかな。
動物愛護対策って、今度新規事業を立ち上げているでしょう。そういうのも今の内容になるわけですか。421万7,000円の新規事業を聞いたんですけれども、その下の不妊のほうを言われよるごたる気がするんですが。
収容した動物を飼いたいという人たちに譲渡をするという事業じゃないかと思ってから聞いたんですけれども、その辺についての詳しい説明をしていただければと思っていますが。
P.131 ◎答弁 嘉村生活衛生課長
◎嘉村生活衛生課長 動物愛護管理対策費には、今、委員がおっしゃった動物愛護管理対策費と、それから私が説明しました新規事業である、多様な主体との連携・協働による動物愛護対策推進事業費と2つありまして、新規事業のほうは、多様な主体との連携・協働による動物愛護対策推進事業費となります。
委員がおっしゃった動物愛護管理対策費は、動物愛護管理推進協議会というのを設けておりまして、そういったものにかかる費用になってございます。
P.131 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 分かりました。すいません。私が間違っておりますので。
次に、29ページ、乳肉衛生対策費として、今年が2,152万8,000円多くなっているんですけれども、この多くなった要因についてお尋ねをしたいと思います。
P.132 ◎答弁 嘉村生活衛生課長
◎嘉村生活衛生課長 この2,152万8,000円の増額につきましては、食肉衛生検査所で動物用医薬品の食肉への残留というものを測定しておりまして、その測定する機械として液体クロマト質量分析装置の購入を予定しておりまして、その購入費用が2,354万円ということになっておりますので、その分の増額でございます。
P.132 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 分かりました。機器を購入するための増額部分ということですね。理解しました。ありがとうございました。
P.161 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 横長の4ページです。先ほど、建設費ということで車両購入費と聞いたんですけれども、全体で本年度6億1,600万円計上しているんですが、その内訳についてお聞かせいただきたいと思います。
P.161 ◎答弁 小畑管理部長
◎小畑管理部長 6億1,600万円の内訳でございますが、このうち車両購入費に係るものが1億5,600万円ほど。建設費ということで、例えば、屋根等の改修ですとか、外壁の改修、もしくはターミナルの内装工事ですとか、そういった建設費にかかるもの、これが2億1,700万円ほど。合わせまして、機械器具購入ということで、先ほどもありましたけれども、ニモカに対する車内のユニットの機器、通信機器等の購入等にかかる分が9,800万円ほど。合わせまして、これは機器等の、局内におけるシステム等の無形固定資産の購入費、ソフトですけれども、1,100万円ほど。最後に、土地購入費ということで、これは従来から本来の経営安定のための駐車場用地の購入のための費用と、諫早ターミナルの再開発ビルの土地の取得等ということで1億3,500万円ほど、合わせまして6億1,600万円といった計上をさせていただいております。
P.161 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 分かりました。ただ、今回6億1,600万円、屋根の修理とか、システムの改良とか、土地代ということですけれども、減額措置が、この説明資料の9ページですか、建設改良費として3億4,488万円、これが減額されているんですが、なぜこの減額が生じたのか。計画していたのがあまり修理をしなくてもよかったのかどうか。あまり変わらない金額等になってくるもので、そこら辺についてのお尋ねをしたいと思います。
P.161 ◎答弁 小畑管理部長
◎小畑管理部長 今ご質問があった分につきましては、補正予算であげております建設費が3億円ほど落ちている分だと思いますけれども…。
P.161 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 その内容。
P.161 ◎答弁 小畑管理部長
◎小畑管理部長 落ちている分だと思っておりますけれども、その内訳としましては、車両購入費については約1億4,600万円ほど落ちておりまして、当初購入予定だった台数から、車両のそもそもの更新を見送ったり、そういったものがございまして、更新車両数自体が20両購入のところが、実際結果として9台の更新になりましたので、都合11台の減といった要素がございます。
あと、機械器具購入につきましても、同様に内部に装置を取り付けますけれども、車両更新を見送った結果によって、そういった内部の機器等も必要なくなりますので、そういったものの費用の減と、合わせまして、先ほど土地購入ということで、将来に向けての駐車場用地の確保で計上しておりました土地取得費が、結果的に取得できなかったということで1億2,000万円ほど減といったものが内容となってございます。
P.162 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 土地の購入ができなかったということであれば、その土地の購入が今年できるのかどうか、そこの辺について疑問になってくるわけですけれども、何か問題があって購入ができなかったのかどうか、そこの辺についてのお尋ねをしたいと思います。
P.162 ◎答弁 小畑管理部長
◎小畑管理部長 駐車場用地につきましては、特に当初からある程度見安をつけた土地があるわけではなくて、要するに適地があった時にすぐにでも購入できるような形で予算を計上させていただいておりまして、その中で、一定物件等についてはいろいろと情報を取って、取得に向けて取り組んできたんですけれども、結果として、そういった適当な用地がなかったと、確保できなかったということでございます。これについては、引き続き、新年度以降も取り組んでまいりたいと思っております。
P.162 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 一応諫早市のほうに土地を購入ということで、諫早市のほうは見つけていると思うんですけれども、今先ほどの新規の土地のあれでは諫早と言ったんですかね、駐車場。それについてしたら、今は前年度、駐車場を購入したいと思ったけれども、適地がなかったということですが、今年度は目安をある程度立ててから交渉していこうとしているのかどうか、その辺についてお尋ねをしたいと思います。
P.162 ◎答弁 小畑管理部長
◎小畑管理部長 先ほどの土地取得につきましては、諫早ターミナルの再開発のための土地取得と、それとは別にいわゆる交通局の収益確保のために新たに駐車場用地を確保しようというのを両方考えておりまして、諫早については当然確保していくんですけれども、もう一方の駐車場用地については、新たに用地を見つけて確保していくということで考えております。
P.162 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 先ほど、土地購入費として、令和2年度予算が1億3,500万円と言ったんですよね。そうしたら、今回の令和元年度補正予算で土地購入費が幾ら減額になっているのか、お尋ねをしたいと思います。
P.163 ◎答弁 太田交通局長
◎太田交通局長 従来から、長崎市内で駐車場等で収益を確保できるような土地があれば、それをすぐさま購入をいたしまして収益を上げたいということで、毎年度1億2,000万円程度の土地購入費というのを計上いたしておりまして、今年度の予算についても同じ、これが1億2,000万円の土地購入費ということで計上させていただいておりましたが、令和元年度においては土地の購入の目途が立たなかったということで、補正予算で減額をさせていただいております。
令和2年度の当初予算におきましても、同じ1億2,000万円を計上させていただいておりまして、令和2年度中に土地の購入が可能であれば購入をしたいと考えております。
先ほど、溝口委員からご質問がありました建設改良費の大幅な減額につきましては、経営がなかなか思わしくないということもございまして、新規の車両購入を後送りにした経過がございます。
そういうことで、令和元年度の補正予算を大幅な減額をさせていただいておりまして、この減額によりまして、令和2年度の減価償却費がかなり減ってまいります。そういうことで、令和2年度の予算を何とか収支均衡を図っていったということでございますので、よろしくお願いいたします。
P.163 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 きれいに分かりました。先ほど、諫早の土地購入、移転とか、そこら辺が入ってということで、そちらのほうばかりが土地購入かなと思ったのが、1億2,000万円のほうは、長崎市内の中に駐車場を完備できるような土地を探しているということですね。
そのことについて、やはり今回せっかくまたあげているという形の中で、令和元年度にある程度の目途がついているのかどうか、これについてはいかがでしょうか。
P.163 ◎答弁 太田交通局長
◎太田交通局長 先ほどの土地購入費の1億2,000万円の購入の目途でございますが、令和元年度におきまして、先ほど管理部長からもご説明をいたしましたけれども、いろいろな形で情報の取得はしておりますが、なかなかいい物件がないということで、今回、年度末までの取得というのは見送っております。
今のところ、令和2年度におきましても、一応予算は計上いたしておりますが、まだその目途というものは全く立っていない状況でございます。
P.163 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 今回、新幹線の橋脚関係の工事で、ある程度交通局の土地が取られるような形になっているんですけれども、その辺についてはある程度早く購入していかないと、その機能が。今のところ、借りている状態なんですかね、ここは。
だから、そこら辺について、はっきりした形の中でしていかないと、やはり経営がうまくいかないような形になってくるのではないかと思うんですけれども、その辺についての考え方もお尋ねしたいと思います。
P.164 ◎答弁 小畑管理部長
◎小畑管理部長 委員ご指摘のとおりでございまして、実際上、駐車場用地確保のための予算をあげさせていただいているのは、以前にも同じように予算をあげさせていただきまして、実際に駐車場としての土地を以前取得しております。その上で、毎年、時間貸しという形で収入を得ておりますので、一定額の交通事業の附帯事業としての収益が見込めるというのがございますので…。
P.164 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 1億2,000万円の土地の取得の件…。
P.164 ◎答弁 小畑管理部長
◎小畑管理部長 すいません、勘違いしておりました。新長崎ターミナルの用地のこと…。
P.164 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 分かりました。ありがとうございます。
ただ、先ほど車両のほうも出たんですけれども、減価償却はある程度抑えられたと思うんですけれども、やはり計画した形の中で新車を入れていかないと、また後々になってくると、車の修繕だけが多くなっていくという形の中では、修繕費として高くなってくれば償却費よりか高くなってくるんじゃないかと思いますので、その辺については、やっぱりある程度バス交通事業を続けていくとすれば、しっかりとした形の中で計画どおり設備投資のほうもしていかなければいけないのではないかと思っておりますので、安定した経営をしていただくように心からお願いを申し上げたいと思っております。よろしくお願いします。