令和 2年  6月定例会 環境生活建設委員会 06月26日−03号


P.58 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 大村湾南部流域下水道建設費の1億1,361万5,000円を繰越としているわけですけれども、その内容が、当該設備の増設など計画変更の必要が生じたということです。この内容について説明をお願いしたいと思います。

P.58 ◎答弁 本田水環境対策課長

◎本田水環境対策課長 委員ご質問の繰越の内容でございますが、こちらは、大村湾南部浄化センターにおいて当初、送風設備、微生物に空気を送るためのブロワーの増設を予定しておりましたが、年度途中に汚泥濃縮機に想定外の故障が発生しました。
 濃縮機の故障と申しますのは、汚水が流れてきた時に汚水の池の上に泡状のごみが出てくるんですが、これを取り除く装置が故障しました。この装置が故障したことですぐさま処理場の運用が滞るというものではないんですけれども、これがないと、ずっと人力でごみを撤去しなきゃいけないのと、ガスなどの発生もあって危険性もあるので早期に機能回復を図る必要があるということで、送風設備の増設よりもこちらを優先して対応する必要が出てまいりました。
 この対応に当たりまして、現在の濃縮機のそばに仮設の濃縮機を持ってきて今ある分を修理するやり方と、新しいものを建設するやり方が考えられるんですけれども、仮設の設備を持ってくることについて現地の調査とかメーカーのヒアリングとかいろいろ検討しましたところ、相当な費用がかかるということで、最終的には新しい設備を、将来的には増設が必要でしたので、これを増設するという方針になりました。それが決まってから設計に着手したものですから、年度内に建設までできないということで繰越が生じております。

P.59 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 この発生はいつあったのか、わかったのはいつごろだったのか、それで予算的にはいつごろついたのか、そこら辺について。
 影響はないと言いながらも、人力で取り除かないといけないということは大変な労力がかかってくると思うんです。また給料関係も関わってくると思うんです、経費がですね。
 そこら辺について、いつごろ発生して、それがいつごろまでにできる予定なのか、お知らせいただきたいと思います。

P.59 ◎答弁 本田水環境対策課長

◎本田水環境対策課長 この故障が発生しましたのが夏ごろ、8月ごろにわかりまして、それからメーカーを呼んだり、いろいろ検討を行いました。
 この検討がなかなか、どのくらいの費用がかかるのか、もし頼めばいつごろ仮設のものが入るのかというのがはっきりするまでに時間を要しまして、最終的に、これはもう増設しかないとわかったのが年を明けてからということです。それから設計の準備に入りましたので、現在はまだ設計中という状況でございます。
 それと、人力がかかるということでございますが、これは包括民間委託で今は外注しておりまして、そこの職員によって対応ができておりますので、プラスの費用というものは今のところはかかっておりません。

P.59 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。
 せっかく予算をつけて、早く故障を直していかないといけない。増設するということでございますけれども、いつごろまでに設計が終わり、計画が遂行されていくのか、スケジュール等についてお願いしたいと思います。

P.59 ◎答弁 本田水環境対策課長

◎本田水環境対策課長 設計には今入ったばかりですので、これが10月ごろまではかかるかと想定しております。それからの発注になりますので、債務負担で年度をまたいで、完成は次年度にならざるを得ないというふうな状況でございます。

P.59 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。設計が10月ごろまでかかると、完成は次年度になると。そこら辺をはっきり、ある程度決めて進めていかないと。故障は早く直していかないといけないと思うんですよ。だから、来年度まで延びるとかではなくて、今年度中にできていくような計画をつくっていった方が私はいいんじゃないかと思うんですけれども、その辺についての当局の考え方をお聞きしたいと思います。

P.59 ◎答弁 本田水環境対策課長

◎本田水環境対策課長 委員ご指摘のとおり、なるべく早期に完成させなきゃいけないと思っておりますので、今から設計の終期あたりも含めまして可能な限り前倒しを行っていきたいと考えております。

P.76 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 今の件ですけれども、10億円を借りるのは、企業を続けていくためには資金は大切ですので、それは構わないんですけれども、例えば10億円から14億円の減収が出た場合に、それで資金繰りがスムーズにいくのかどうか。今年は大丈夫だと思うんですけれども、来年度とか、そういう形でできていくのかどうか、その辺の見込みを聞かせていただきたいと思います。

P.77 ◎答弁 安藝管理部長

◎安藝管理部長 先ほど申し上げたとおり、4月、5月を底として徐々に回復をしていくという見込みで、10億円から14億円の減収を見込んでおります。
 今後、第2波、第3波というものが出てくれば、また見込みをアップデートしていかなければならないと思っておりますので、そこはその時々の状況を踏まえて対応していきたいと考えております。

P.77 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 10億円借りて、減収が2か月で4億8,000万円ですけれども、減収したから資金繰りに直接、それを減収分に充てないといけないという問題は私はないと思うんですよね。計画的に資金は使っていけばいいわけです。
 だから、10億円を借りたら、収入がある程度なくなっても1年2年と資金繰りができていくかどうかというのを聞いているんです。減収は10億円から14億円と幅があるかもわかりませんけど。

P.77 ◎答弁 安藝管理部長

◎安藝管理部長 今回起債で上げております10億円は、年度の減収の見込みが14億円というところで、そこを埋めるための起債でございます。今後、減収見込みがもっと大きくなってくれば、また起債の額も考えなければならないかとは考えております。

P.77 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 そうしたら、新たな経費削減で、節減で4億円というのは、当初予算で決めたものですか。4月に入ってから、新たにまたこうしていこうとしているのか、そこら辺についてはどのように考えていますか。

P.77 ◎答弁 安藝管理部長

◎安藝管理部長 補足説明資料に記載しております4億円の収支改善、経費削減につきましては、当初予算後に新型コロナウイルスの影響を踏まえて取組をやろうとしているものでございます。10億円借りて、14億円の減収の見込みまでは、この経費節減の取組で対応ができるかと考えております。

P.77 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。当初予算にもう、その4億円は組み込んで考えていくということですかね。
 4月でも2億円、3月までで2億円落ち込んでいたわけでしょう。当初予算で、行政改革の中でやっていくとした部分があるんですけれども、それではなくて、4月、5月を見て、6月になってから4億円の削減をやっていくと考えているんですか。

P.77 ◎答弁 安藝管理部長

◎安藝管理部長 今、溝口委員がおっしゃるとおり、新型コロナウイルスの影響を踏まえて、当初予算からさらに削減する取組として4億円を考えているものでございます。

P.77 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。大変厳しい経営状況になってくると思うんですけれども、皆さん方が一致団結して、この影響を乗り越えていくように努力していただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

P.78 ◎答弁 安藝管理部長

◎安藝管理部長 後ほど、整理をして資料を提出したいと思います。