長崎県 令和2年9月定例会 環境生活建設委員会 09月25日−02号
P.12 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 先ほど宮本委員が聞きましたけれども、繰越明許費の方です。工期の適正化と平準化ということでやっていく、その繰越明許費だということですけれども、いつもは11月と2月にやっていたと思うんですけれども、それで、今回9月に上がったということは、繰越明許費は、今までとしたらものすごく多くなってくるんじゃないかという気がするわけですけれども、大体どのくらい繰越明許費が、現在までとしたら増えていくのかどうか、そこら辺についてお尋ねしたいと思います。
P.12 ◎答弁 田中監理課長
◎田中監理課長 今回、計上させていただいてます繰越明許費につきましては、現時点で把握できるものを繰越明許費として計上させていただいているところでございます。
今後、このように制度が若干変わる中で、今年度に限って比べてみますと、やはり増加する傾向にはあるのかなというふうには考えております。
ただ、それは具体的にどの程度増えるかということにつきましては、個々のケースを十分検討していく必要があるということで考えておりまして、現時点では、その数字というものはなかなか明確にできる状況ではございません。
来年度以降につきましては、当初予算におきましても、既に明らかに翌年度に工期がわたるということがわかっているような状況になれば、繰越明許費ということではなくて、債務負担行為をとらせていただくというような方法もあるかと考えておりますので、そのあたりは検討してまいりたいと思っております。
P.13 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 今回の繰越明許費は9月からということですけれども、働き方改革でそのようになってきたのだということですけれども、やはり私たちとしては、繰越明許費をなるだけ抑えて、できるだけ発注していただきたいというのが今までの考えでしたので、その辺については、やはり私たちも、今後は考えを改めていかないといけない部分があるんですけれども、今回の新しいやり方の中で、そうしたら、平準化ということであれば、年間を通してある程度仕事が発注できていくということで考えていいわけですかね。
P.13 ◎答弁 川添建設企画課長
◎川添建設企画課長 長崎県は、今、平準化率というのが、九州でもワースト2の状態でございます。去年から、全国でも平準化が悪いところについては、「見える化」といって、国の方が直接ヒアリングをされる。去年は、長崎市の方がされております。
平準化をすることによって、いろんな労働環境も、今までは発注量がない時には仕事がなくなったりして、逆に仕事が忙しい時には、週休2日も、今、我々はやろうとしていますけれども、休めない、残業も多い、そういった一面がございます。
さらに、資機材も、閑散期とピーク時では、閑散期には重機も動かない。しかし、忙しい時には、そういうのが逆に足りないと。そういった意味から言うと、この平準化というのが、建設業界にとってはすごく大事なことだというふうに思っています。今回、こういった繰越を、11月を9月に前倒しすることによって、そういった平準化が多少図られると。
先ほど田中委員の方からご指摘がありました、今回の設定をすることによって、今まで発注していたものを後ろ倒しに持っていくというような発想ではなくて、我々としては、執行計画というので、9月までにどのくらい発注するかという目標を立てていまして、それは従来どおり変わらないんです。今回出そうとしているのは、第3四半期に発注する以降については適正な工期がとれないと。その分については、今回、繰越手続をきちんととった上で、適正な工期で発注をしたいと。発注できるものに関しては、今までどおり早期に発注をやります。
そういった意味から言うと、我々の方が、今回の設定をすることによって、工事を安易に遅らせたり、そういうことをするようなことではないというふうに思っております。
P.13 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 わかりました。ただ、工期の適正化ということになると、それを設計の段階でちゃんと決めていくと思うんですけれども、その辺についての適正な工期というのをどのように定めていこうとしているのか、そこら辺についてお尋ねしたいと思います。
P.13 ◎答弁 川添建設企画課長
◎川添建設企画課長 適正な工期というのは、我々の方は標準工期というのを国の方から示されていまして、それは工種ごと違うんですけれども、それをもとに、それプラス、先ほど言ったような余裕工期とか、そういうのを見込んだ発注の仕方をします。
ただ、これまでが、そこを変に繰越とか手続をとってない中で、とりあえず3月まで発注を、工期をかけて。その後、どうしても3カ月足りないので繰越で延ばしていましたと。そういったのが、今回是正がされるというふうに考えております。
P.14 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 わかりました。建設業界とこちら、発注する方とが、それがうまくいけば、1年間きれいに回っていくということでございますので、ぜひその辺については、また今後とも研究しながらやっていただきたいと思っております。
それと、今回の補正で55億7,600万円組んでいるんですけれども、特に7月の豪雨とか、9月、10月の台風によって、土木部に対する被害、それが件数でどのくらいあっているのか、その辺についてお尋ねしたいと思います。
P.14 ◎答弁 浦瀬河川課長
◎浦瀬河川課長 今年度の7月の豪雨におきます被害につきましては、今回、補正予算を計上させてもらっていますけど、道路で約7億9,000万円、河川で25億円、砂防施設で約3億7,000万円ということで、ほとんどの道路、河川関係については、この7月豪雨での災害、被害が多くございました。その中で浸水被害等についても、郡川、佐奈河内川を含めて、特に大村市周辺で浸水被害等が発生しております。
また、その後の台風におきましては、河川、道路関係では、被害額とすれば少のうございまして、今回の補正予算につきましては、7月の豪雨においての不足分を計上させてもらっているという状況でございます。
そのほか、港湾とか漁港については、台風被害が別にあっております。
P.14 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 なるだけ安全・安心に暮らしていくためには、やはり災害をなくすような取組をしていかなければいけないと思っておりますので、特に災害があったところは、すぐに予算化して対策をしていただくように、今申しておきたいと思っております。
よろしくお願いいたします。(「訂正をさせて」と呼ぶ者あり)
P.15 ◎答弁 川添建設企画課長
◎川添建設企画課長 まさに今、徳永委員が指摘されたようなことが、特に、建設業界は担い手不足という中で、人手不足という中で、いかに工期内に仕事を効率的に進めるかというのが、ここ数年、国の方でも重要な課題となっております。
そのため、ICT、最先端の技術を使いながら、できるだけ人力を減らして工事を進める。あるいは、コンクリートも、生コンで現場を打つんじゃなくて二次製品化を進めると。そういったことで、いかに省人力化、さらには、時間も短縮して行うと。そういったことに、今現在、世の中は動いておりますので、長崎県もそこにはきちんと対応しながらやっていこうというふうな取組をやっています。
P.22 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 退居命令ということで、一応することになると思うんですけど、大体金額として、今までの滞納はどのくらいあるんですか。
P.22 ◎答弁 小山住宅課企画監
◎小山住宅課企画監 令和2年8月末現在で77万5,100円でございます。
P.22 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 2回だけ払ったということですけれども、その後はずっと請求しても払わないということで、払う能力がないということで退居ということになっているんですかね。
年齢的には何歳ぐらいの方か、その辺は聞いてはだめなんですか。
P.22 ◎答弁 小山住宅課企画監
◎小山住宅課企画監 年齢については52歳でございまして、お仕事はされているとお聞きしています。
P.22 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 仕事はされているということであれば、本当は、今まで何年間もおって、77万5,000円の滞納ということになっているわけですけれども、その辺について、ある程度話し合いはできなかったんですか、それまで。本人との直接話し合いを何回かしたのかどうか、お尋ねしたいと思います。
P.22 ◎答弁 小山住宅課企画監
◎小山住宅課企画監 まず、先ほど申し上げましたとおり、12月に過去の家賃を一旦そこで全部清算をされております。そのときにお話し合いをさせていただいて、3月末までに退居していただきたいということでお話しをさせていただきましたけれども、その後は、徴収員も団地におりますので、定期的に訪問はするんですけど、なかなかお会いできない。それから、電話をかけてもお出にならないし、折り返しの着信もないということで、また、文書で呼び出しをかけるんですけれども、それにも応答がないという状況で、なかなか話し合いのテーブルに着いていただけなかったということでございます。
P.22 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 働いている人だということですけれども、なかなか家の方にはつながらないということですから、働いている場所に行くことはできないんですか。
P.22 ◎答弁 小山住宅課企画監
◎小山住宅課企画監 勤務先が判明したのが、つい最近でございまして、それまで不明でございましたので。ただ、働いているということはわかっていたんですけれども、どこで働いているかという場所がつかめてなかったので。つい最近、それが、いろいろ情報収集してわかったんですけれども、本人さんから聞いたわけではないので、今はまだ職場の方には訪問していません。
P.22 ◆質問 溝口委員
◆溝口委員 できるだけ払っていただいて、裁判とか何とかならないように努力していただきたいと思います。要望しておきます。
P.23 ◎答弁 平岡港湾課長
◎平岡港湾課長 すみません、山に当てるというのは、目的としては、山を照らすという形での照明ということになるんでしょうか。