令和 2年  予算決算委員会環境生活建設分科会 10月20日−02号


P.67 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 そうしたら、ちょっとわかりにくいんですよね。約2,200万円は文化観光国際部の方に寄附がされて、この寄附金の方から基金の方に寄附をしたということになるわけですか、歳入がダブってこないかなと思ったりしますけど、どういうふうになるんですか。
 合計が4億70万9,000円に全体的な調定額がなると思うんですけれども、その中に寄附金がダブって入っているということになるんですか。どうなるんですか。

P.67 ◎答弁 村田文化振興課長

◎村田文化振興課長 約4億円の収入の中に、その寄附金は含まれております。

P.67 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 さっき、約2,200万円の中の1,700万円余りが世界遺産の基金に充当されて、あと500万円はふるさと納税か何かと聞いたんですけれど、この歳入の面から見たら、寄附金が4,000万円近く歳入に入っていることになるんですよね、1ページと2ページは歳入の方だから。これから見たら、4,000万円近くの歳入があったということになるんですよ。だから、どこからどういうふうに来たか、その辺を説明していただきたい。

P.67 ◎答弁 村田文化振興課長

◎村田文化振興課長 今ご覧いただいております決算審査資料につきましては、まず、1ページの上段に部全体の合計額を記載しておりまして、その後に各課ごとにその内訳として記載をしておりますので、おっしゃるように重複しているということではなくて、そのうち幾らが世界遺産課の幾ら幾らというふうな記載の仕方になっております。

P.67 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。そうしたら、部として約2,200万円の寄附金を受けて、それを世界遺産課の方に1,700万円、500万円をふるさと納税の方で支出したと考えておっていいわけですか。

P.67 ◎答弁 佐々野国際観光振興室長

◎佐々野国際観光振興室長 申しわけございません。500万円につきましては、国際観光振興室が所管という形で受け入れをしているんですけれども、これは、長崎空港ビルディングから一般寄附という形で、特定目的ではなくて受け入れております。
 窓口として国際観光振興室が受け入れたといことで、観光振興課のところに500万円ということで計上しておりまして、ふるさと納税とか、そういった目的ではなくて、あくまでも長崎空港ビルディングから一般寄附という形で受け入れているところでございます。

P.68 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。
 そうしたら、今言った長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産基金ですが、基金合計は大体どのくらいになっているのかお尋ねしたいと思います。

P.68 ◎答弁 馬場世界遺産課長

◎馬場世界遺産課長 基金の現在の残高でございますが、1億2,900万円程度でございます。

P.68 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。当初、5億円を目標と話していたんじゃないかという気がするんですけれど、その辺については、まだなっていないわけですか。

P.68 ◎答弁 馬場世界遺産課長

◎馬場世界遺産課長 委員ご指摘の基金の目標は3億円でございます。今現在、1億2,900万円程度でございますので、これにつきましては、我々も直接寄附をいただく分についても周知等で増やす努力をしている状況です。あと、ふるさと納税についても、企業版や、個人版がございますので、そちらのPR等もしっかりやらせていただいて、なるべく当初の目標でございます3億円に近づけてまいりたいと考えているところでございます。

P.68 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。
 それで、1億2,900万円の残高があるということは、基金の方からの取り崩しの九百何十万円引いて、それだけ残っているということで理解していいわけですか。

P.68 ◎答弁 馬場世界遺産課長

◎馬場世界遺産課長 先ほど私が申し上げたのは、今現在の基金の残高でございまして、繰り入れのトータルでございますので、その金額としましては1億4,300万円でございます。決算ベースでですね。そのうち、今まで教会の修繕等で使わせていただいた分がございますので、それを差し引いたところで、令和元年度末時点の残高でございますが、1億2,600万円程度の残高になっているところでございます。

P.68 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 ありがとうございます。
 主要な施策の成果に関する説明書の75ページですけれども、戦略的情報発信推進事業ですか、この達成率が0%となっているんですけれども、目標は5位ということで、9位だったから0%になったのかどうか、パーセントがつけられないから0%としているのか、達成率と順位はどこにもっていくような形になっているんですか、達成率を考えた時に。

P.68 ◎答弁 佐古観光振興課長

◎佐古観光振興課長 これは、全庁的な考え方の中で、財政課とも相談をした結果、目標を達成できていなければ、もう0%という整理にしております。

P.68 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。
 そうしたら、例えば令和元年度でいったら4位を目指しておって、9位だったから0%。4位が3位とかになれば100%、4位でも100%という形で、それ以下は0%という評価をするわけですね。

P.68 ◎答弁 佐古観光振興課長

◎佐古観光振興課長 そのような運用をしております。

P.68 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 それでは、同じページですけれども、長崎県フィルムコミッションのところで、これは件数ですね。一番上ですけれども、157件が目標だったんですけれども、平成30年は実績234件、そして令和元年度は目標257件で実績が187件で72%というのはわかるんですけれども、上の達成率73%というのが、ちょっと理解できないんですけれども。

P.69 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。2つやっぱり間違っているわけですね。
 79ページですけれども、外国人受入環境パワーアップ事業です。これは3,600人の目標が891人ということで、25%の達成率になっているんですけれども、これは25%になった、説明ではコロナ禍のせいだと書いているんですけれども、それだけの影響だったのかどうか、その辺についてお尋ねしたいと思います。

P.69 ◎答弁 佐々野国際観光振興室長

◎佐々野国際観光振興室長 こちらのコールセンターの利用につきましては、本県に入ってきております外国人観光客の割合は、韓国人の観光客が5割を超えているという状況にございます。
 そういった中で、昨年7月から日韓関係の問題がありまして、韓国の訪日旅行控えということで、韓国の方がほとんど入ってこられない状況にありました。減少の大きな要因としては、韓国人観光客が減ったということと、1月末から新型コロナウイルスによりまして、航空路線も止まるというような状況で、新型コロナウイルスの影響もありまして、この2つの大きな要因があって、こういった形で減少しているというところでございます。

P.69 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。
 ただ、多言語コールセンターの利用ですから、ある程度外国人の方々にこういうものがありますよということをPRしていかないと、この利用件数の達成というのはものすごく難しくなると思うんですけれども、その辺について、今後の対策といったらおかしいですけれど、また今年も3,600件という形にしているんですけれども、その辺について、達成していこうという努力をどのようにやっていこうと考えているのか、お尋ねしたいと思います。

P.69 ◎答弁 佐々野国際観光振興室長

◎佐々野国際観光振興室長 こちらの利用促進につきましては、受入側の例えば宿泊施設、交通事業者、こういったところにこのコールセンターの制度についてご説明をさせていただくようなセミナーも昨年度は何度か開催させていただいておりますし、あとは、固定電話だけではなくて、従業員の方が外にいても受け取れるように、携帯電話も登録できるようにして利用を伸ばすような形で取り組んできたんですけれども、今年度につきましても新型コロナウイルスの影響によりまして、4月以降は外国人観光客はもうゼロに近い状況が続いておりますので、こちらに記載しております目標は、今年度の予算を計上する時に立てた目標ですけれども、現実的には今の状況から達成は難しい状況にあるかと考えております。

P.69 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 一応、せっかくの目標ですから、達成するにはどのようにしたらいいかということを検証してほしいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それから83ページですけれども、国際観光振興室です。令和元年度の事業実施地域の外国人延べ宿泊客数の対前年度比の伸び率、それを令和元年度は目標20%ということで、2.45%しか伸びていなくて達成率12%ということでございますけれども、この要因についてはどのように考えているのか、お尋ねしたいと思います。

P.70 ◎答弁 佐々野国際観光振興室長

◎佐々野国際観光振興室長 こちらはディスカバーNAGASAKIグローバルキャンペーン事業ということで、昨年度、五島市と雲仙市を対象に取組を行っております。
 五島市につきましては、対前年比で24%増ということで、一定目標をクリアすることができたんですけれども、雲仙市につきましては、先ほども申し上げましたように、昨年7月以降、韓国人観光客が大幅に減少したということもありまして、マイナス19%になったということで、対象地域が2つありますので、そこを平均しますと12%ということで、結果として目標達成には至らなかったというところでございます。

P.70 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 せっかく800万円の予算をつけているわけですから、できる限り伸ばしていくように。今回は新型コロナウイルスでまた大変かと思いますけれども、2%の達成ということでしていますので、前回減ったものの2%でしょうから、できるだけ努力をして達成するようにしていただきたいと思っております。やっぱり達成していない反省をしながら、先に進めていただきたいと思っていますので。
 あと一つだけ、部長説明の10ページですけれども、V・ファーレン長崎について、施設の使用料を2分の1、指定管理者に補助するということですけれども、大体、V・ファーレン長崎関係に引き続き支援をしていきたいということでございますけれども、大体どのくらいの資金を充てているのか、その辺についてお尋ねしたいと思います。

P.70 ◎答弁 野口スポーツ振興課長

◎野口スポーツ振興課長 V・ファーレン長崎に対する財政的な支援でございますが、平成21年度のJFAへの昇格時から、令和元年度までに4億3,873万円の支援をしております。令和元年度は1,843万8,000円の予算を計上して、そのうち競技場使用料が1,715万1,000円、県民応援フェアというV・ファーレン長崎支援のイベントをやっているんですけれども、それが128万7,000円という内訳でございました。

P.70 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 令和元年度は、全体で3,500〜3,600万円ぐらいと理解しておけばいいわけですか。

P.70 ◎答弁 野口スポーツ振興課長

◎野口スポーツ振興課長 令和元年度の実績でございますが、1,843万8,000円のトータル予算を組んでおりまして、うち競技場使用料の減免が1,715万1,000円という実績でございます。

P.70 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。約1,800万円ですね。V・ファーレン長崎ということで、長崎を売っていただくということを考えれば、その1,700万円が妥当なのかどうかですね。今はコロナ禍で観客数が少ないということで、大変厳しい経営をされているんじゃないかと思うんですけれども、やはり私たち長崎県民としては、V・ファーレン長崎があるということは、私たちの誇りでありますので、J1までいっていただくということであれば、もう少し県としてもある程度の支援を考えながらやっていった方がいいのではないかと思うんですけれども、その辺についての考え方を聞かせていただきたいと思います。もしよかったら、部長からV・ファーレン長崎についての考え方を。

P.70 ◎答弁 中崎文化観光国際部長

◎中崎文化観光国際部長 今年度からスポーツ振興課が文化観光国際部にまいりましたので、私としてもしっかり、スポーツ振興の中でも長崎県唯一のプロチームであるV・ファーレン長崎に対して支援していかなければいけないと思っております。
 特に、今は足しげく私もサッカー場に足を運んでおりますけれども、試合を通した観客の皆様の喜びであるとか、あるいは練習場で応援する県民、市民の皆様のことを考えますと、やはりV・ファーレン長崎をしっかり支えていく必要があると思っておりますので、いろいろなご要望も聞きながら、行政としてどんなことができるのかも含めて、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

P.71 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 できれば、V・ファーレン長崎ですから、長崎県民として幾らかでも、基金ではないですけど、少しでも寄附とか何とかもらえるようなそういう考え方をしてもいいんじゃないかと私は思うんですよね。何しろ支えていくという形の中で、県として何ができるかということを検討していただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

P.71 ◎答弁 佐々野国際観光振興室長

◎佐々野国際観光振興室長 台湾からの誘客につきましては、特に昨年度は、台湾からの連続チャーター便ということで長崎に直接入っていただけるような取組もさせていただいておりまして、今年度、コロナでなかなか定期航空路線に結びついてはおりませんけれども、引き続き、航空路線については台湾の航空会社と、現状もメールやテレビ会議等で連絡をとりながら、就航に向けて取組をしているところでございます。
 それから、インバウンド全体につきましては、現地旅行社へのセールス、観光展への出展、それと旅行社を集めての商談会、あとはFIT化がどんどん進んできておりますので、SNS等を使った情報発信についても取り組んでいるところでございます。