令和 3年  5月臨時会 農水経済委員会 05月31日-01号


P.17 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 今回の補正については、早くやっていかなければいけないという部分では、私は了としているんですけれども、先ほどから出ている部分について、事業継続支援給付金について、時短については長崎市だけなんですけれども、外出自粛要請については、県のほうとしては、全県下にある程度、指示をしているんじゃないかと思うんですけれども、その辺についての見解は、どのように考えているのですか。


P.17 ◎答弁 松尾産業政策課長

◎松尾産業政策課長 先ほどもお話しいたしましたけれども、長崎市にかけております時短要請、外出自粛の要請といいますものは、特措法の第24条第9項に基づいて知事が要請をしているものでございまして、長崎市以外の方々に対しても、できるだけ外出しないようにといったようなお願いというのはしておりますけれども、要請がかかっているところと、かかっていないところといったところで、確かに委員ご指摘のとおり、知事が言っているのだから、みんな外出自粛なのかなというようなイメージは当然持たれていると思っておりますけれども、今回の分け方としては、法律に基づく要請と、そうでないものということで、今回、長崎市だけに時短の要請をして、給付金のほうも、長崎市を中心に給付をするということにさせていただいたところです。


P.17 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 そこら辺は今回は法律に基づいてということですけれども、全体的には外出の自粛要請をしているということであれば、小さい業者と言ったらなんですけれども、時短より、営業ができないという人たちが多分、長崎県下に大分いるんじゃないかと思うんです。だから、前々年比まで50%以上の減少があったということは、コロナ禍の前の減少ということで、前回対象になった方々は、ほとんどこの対象になってくるんじゃないかと私は思っているんですけれども、そのことについての県の見解としては、どのように考えているのですか。


P.17 ◎答弁 松尾産業政策課長

◎松尾産業政策課長 今回、長崎市に時短要請をかけましたが、それ以外の市町においても例えば、先週、新聞等でも、大村市のほうに事業者からの要望書が上がったというような話とか、それ以外にも、私どものところにも、そういったお話というのは来ております。ですので、今回は、こういった長崎市を中心とした形で進めておりますところですけれども、県下全体にこれを給付するといったような状況というのは、なかなか財政的なこともありまして難しいと考えております。そうした中で、今、県民生活環境部のほうで、第三者認証ということで、先ほど吉村委員からございました場当たり的な対策ということだけではなく、そうした飲食事業者の安全・安心の認証ということも進めながら、その認証に当たってのインセンティブと申しますか、物品を買ったり、そういった支援を行うことで、今後は対処をしていきたいと、そのように考えております。


P.18 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 その辺については、今考えてやっていっていることであって、この予算については、私は、本当に早くやっていかなければいけないと思っているんです。ただ、先ほど言ったように、時短をお願いしていなくても、営業ができないという方々がたくさんいるんです。それは不平等な形にならないかなと私は思うんです。コロナというこの影響を受けて外出自粛をしているという形の中では、やはりある程度、全体的なことを考えてやっていかないと、長崎市だけというのが、ちょっと不平等な形に私としては考えられるんじゃないかという、そういう形があるんですけれども。1期目だけだったらわかるんです。5月11日までというのは、ちょうど長崎が流行ってきて、それを早く収めないといけないということだったから。でも、2期目に入ったら、佐世保市にしても、諫早市にしても、たくさん出てきているんですよ。その時に、2期目の時になぜそれを考えなかったのかというのが私としては不満が残るところなんです。
 産業労働部長、この辺について、今回3期目ということでしているんですけれども、またという時もあるかもわかりません。これは完全に押さえつけていくのが本当にできるかどうかというそういう時期の中で、今度は1週間延ばしたということですけれども、今後の考え方について、この予算と別になるかもわかりませんが、関連として、どのように考えていこうとしているのか、お尋ねしたいと思います。


P.18 ◎答弁 廣田産業労働部長

◎廣田産業労働部長 委員ご指摘のとおり、この時短要請、ゴールデンウイーク前の感染拡大を防ぐということから、病床の切迫率、そういうものを参考にしながら、長崎市だけの時短要請ということをお願いしたところでございます。そしてまた、2期、3期についても、感染状況なり、病床の切迫状況等も踏まえて、長崎市だけということになったところでございます。時短要請をかけるというのは、かなり社会経済活動、事業者の方の経済活動に大きな影響を与えるという観点から、感染防止対策を講じる上での必要最少限度の要請というところで、この間の長崎市だけの時短要請、外出自粛要請ということになったわけでございます。
 委員おっしゃるとおり、これが他の市町についても、そういった影響が出ているというご指摘でございますけれども、この影響の動向、そしてまた各市町のご意見等も踏まえながら、意見交換をし、どういった対応が考えられるか、検討を進めてまいりたいと考えております。


P.18 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 今、他の市町とも話し合いながらということですけれども、1期目の時には長崎市だけだったんですけれども、2期、3期にかけて、今回、他の市町と話合いをしたのかどうか、その辺について、お尋ねをしたいと思います。


P.18 ◎答弁 廣田産業労働部長

◎廣田産業労働部長 これはコロナ事務局のほうがこの時短営業等の要請については検討しているわけでございますけれども、これまでも、今回の時短要請等に限らず、市町とは適宜意見交換等をしながら、対策を講じるに当たっては、当然、市町の意見を踏まえて要請等も行っているということで承知しております。今回の2期、3期の分について、正確に確認したかどうかというのはわかりませんけれども、そういう必要があれば、これまでもコロナ事務局と各市町の意見を踏まえながら対策を講じておりますので、恐らく、そういった対応をしたのではないかと考えております。


P.19 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。ただ、産業労働部としては、事業者を守っていくという形の中からは、やはり独自に情報を仕入れて、産業労働部からはっきりしたものをコロナ事務局のほうにやっていかなければいけなかったんじゃないかという気がするわけです。だから、その辺について、産業労働部としてのそれぞれの事業者の意見を、ある程度集めてやっていかなければいけなかったんじゃないかと思うんです。その辺については、どのようになっていたのですか。


P.19 ◎答弁 廣田産業労働部長

◎廣田産業労働部長 この間も、コロナの影響がどういった形で現れているかということは、各市町あるいは各地域の商工団体等のご意見も賜っております。そのようなことから、今後も引き続き、そういったご意見を賜りながら必要な対策を講じていきたいと考えております。今、溝口委員ご指摘のあった点についても、市町あるいは商工団体等々の状況把握に努めて、必要な対策があるかどうかを含めまして、検討していきたいと考えております。